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2019年06月03日
素朴な疑問
先日はじめて降りる駅で友人と待ち合わせをしたら、どちらが西口でどちらが東口なのかわからず迷ってしまいました。駅の案内ってなんだかわかりにくい……。
今いる場所から見てどちらが西でどちらが東かすぐにわかれば理想的ですが、方位磁石を毎日持ち歩くわけにもいきませんよね。陽が沈む方が西とは知っていても、夕方にしか方角がわからないのでは意味がないし……、方位磁石がなくても方角がわかる方法はないのかしら?
さっそく調べてみると、なんと時計を使って方角を調べられることがわかりました。
TDK株式会社のホームページによれば、文字盤を地面に対して水平にした状態で短針の先を太陽の向きに合わせたとき、12の数字と短針のちょうど真ん中が南になるんだそうです! 意外と簡単な方法で方角を調べることができるようでびっくり!
短針が12の数字の場所にきたとき、つまり正午は、太陽も真南にきている時間です。そこで、この12の数字を基準に、「太陽があと何度進めば真南にくるか」を調べるために、時計の短針の位置をチェックするのがこの方法です。
しかし、太陽は1時間に15度ずつしか移動しないのに、時計の短針は1時間に30度移動してしまいます。そこで、時計の短針の位置と12の数字の位置を2で割った位置、つまり12の数字と短針の真ん中が南になるというわけなんです。
太陽がまぶしくて直接眺められない場合には、自分の影の方向に短針を合わせれば、12の数字と短針の真ん中に「北」がきます。
でも、これって太陽が出ている間しか方角がわかりませんよね。夜になったら、どうやって方角を知ればいいのかしら? それについても調べてみました。
公益社団法人日本山岳会のホームページによれば、夜の間は北極星の位置から方角を知ることができるそうです。
北斗七星とカシオペア座のちょうど真ん中あたりでひときわ輝く星が北極星です。北極星は、1年中ほぼ真北にいるのだそうです! これなら、夜に方角がわからなくなっても安心ですね。
ちなみに北極星の見つけかたは、北斗七星とカシオペア座の延長線をガイドにすることで簡単に見つけることができます。どちらも、北斗七星とカシオペア座を形づくる星の間隔を5倍に伸ばしたところに北極星があるんですって。
時計を使う方法も、北極星を探す方法も、さっそく今日から始められそう。方角がわからなくて困ることはめったになくても、特に夜空を眺めて「北極星があるからあっちが北ね」なんて言えたらとってもロマンチック! さっそく今夜星空を見上げてみようと思います。
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参照:TDK株式会社
イラスト:飛田冬子