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素朴な疑問サッカーボールはなぜ白黒なの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
2021年の夏、オリンピックの中でサッカーの試合も楽しみですね!ところでサッカーのボールって何で白黒なのかな? にわかファン日本代表として早速調べてみました!
サッカーが本格的に始められたのは1800年代後半、発祥の地はイギリスでした。
その当時、サッカーボールは茶色だったようです。なぜなら、天然革(茶色)を縫って作られていたから。
一方、日本でサッカーが普及し始めたのは1960年代のこと。もちろん当時もサッカーボールの色は茶色。そのころのグラウンドは、今のような芝ではなく土だったから、茶色のボールはグラウンドの色と同化して、蹴るときに見えづらいという難点があったみたいです。
そして1960年代といえば、そう、白黒テレビが普及しつつある年代でもありましたよね(画面にブルーフィルムが貼ってあって。なつかし~)。当時は、近所のおうちにテレビを見に行かせてもらってたっけ。電話もテレビもご近所で借りてなんて、平和な時代だったわ~(遠い目)
(しばし、思い出にふけるワタシ)
おっとと。サッカーボールの話でしたね。
白黒テレビだと、テレビでもボール白くなってしまってが見えづらい。だから、プレーしている選手も、応援する観客も茶色のボールには不満があったというわけ。
そこに目をつけたのが、1958年創立のモルテンという広島のスポーツメーカー。白と黒の樹脂を縫い合わせて白黒のボールを作ったところ、全世界的に流行り始めたんだそうです。
スゴイ! サッカーの白黒ボールの始まりは、なんと日本だったんですね!
モルテンは、いまも広島をはじめとする日本各地で、サッカーボールやバスケットボール、バレーボール、ラグビーボールなどを手縫いで作り続けていて、ボール競技を楽しむ人たちには身近なスポーツメーカーなんですって。
ちなみに1970年のメキシコワールドカップで、アディダス製の白黒のサッカーボールが公式試合球となって、モルテン製の白黒ボールも1973年にはFIFAの認定球になったそうよ。
公式戦で長年使われてきた白黒のサッカーボールだけど、ここ最近は、もっとハデなカラーボールが登場し始めてますね。
でも、白黒のサッカーボールの始まりが日本だったなんて、ちょっと自慢したくなりますね。(エッヘン)
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イラスト:飛田冬子
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