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2019年05月27日
素朴な疑問
先日、友人と一泊旅行に行った時のことです。お花がきれいなお寺を訪れた時に、友人が御朱印帳を持ってきていました。見せてもらったら、いろんなお寺や神社の御朱印がいっぱい! それに御朱印帳自体もとても可愛らしくて、ワタシも欲しくなってしまいました。
でも、御朱印ってどんな時にいただけるんでしょう。ご利益があるっていうけど本当かしら? 気になったので、さっそく調べてみました!
御朱印とは神社仏閣をお参りをした証で、お願いすれば授けていただくことができるものだそうです。由来はいろいろな説があるようですが、原型になったものは江戸時代に登場しました。写経を納めた際に授与された「納経帳」が変化して、現在の御朱印帳になったのだとか。
御朱印そのものにご利益があるというわけではありませんが、神様や仏様とご縁を結んだあかしとしていただくものとされているので、お守りやお札と同じように大切に扱ったほうが良さそうです。
御朱印には参拝した年月日、寺社名、ご本殿やご本尊のお名前が書かれ、最後に寺社それぞれの印が押されます。1枚ずつ手で書いているので、1つとして同じものがないんですって!
寺社ごとに印のデザインや書かれている内容が違うので、寺社巡りの楽しみとして御朱印を集める人も多いんだとか。(私の友人もこのタイプだったみたい) 伝統的なものに加えて、ユニークで可愛らしいデザインのものも増えているそうです。
たとえば京都の宝蔵寺は、現代でもファンが多い伊藤若冲の「髑髏図(どくろず)」がデザインされた御朱印を授与していることで有名です。他の寺社でもライトアップや桜の季節など特別な時に限定の御朱印を授与してくださるところが多いようなので、参拝時期を合わせても良さそうですね。
でも、御朱印をいただくのに必要な御朱印帳っていったいどこで手に入るんでしょう? せっかくなら、友人が持っていたような可愛いものが欲しいなあ。
御朱印は普通のノートやメモ帳でいただくことは失礼にあたるので、必ず専用の御朱印帳を用意しましょう。文具店やネット通販でも買うことができますが、お寺や神社によってはオリジナルデザインの御朱印帳を販売していることもあるそうです。可愛いものから渋めのものまで、本当にたくさんの種類があるので、好みのデザインを選ぶ楽しみもありそうです。
京都の建勲(たけいさお)神社や和歌山県の熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)など、御朱印コレクターの間でも人気の御朱印帳もあるんだとか。お祀りしている神様や武将、土地にちなんだデザインを採用しているので、見ているだけでも楽しそう!
御朱印帳を手に入れたらそれぞれの寺社で御朱印をいただけますが、浄土真宗の一部のお寺では御朱印を授与していないそうなので、注意が必要です。寺社は朝早くから参拝できるぶん、夕方16:00頃には門を閉じてしまうところも珍しくありません。参拝する時には、事前に閉門時間をよく確認してから出かけるようにしたいですね。
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参照:ホトカミ
イラスト:飛田冬子