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2019年05月13日
素朴な疑問
この間テレビで黒電話が出てきた時に、子どもたちが「どうやって使うものなの? 」としきりに聞いてきました。「ダイヤルを回すのよ」と言っても全くピンとこない様子。思えば小学校の和式便座の使い方がわからないなど、数多くのジェネレーションギャップを感じさせてくれる子どもたちですが、ダイヤル式の電話の使い方を教えなければいけない日が来るとは夢にも思いませんでした。
ところで、最近その黒電話が人気なんだそうです。なぜなんでしょう?
ちょっと疑問に思ったのでなぜ今、黒電話が人気なのかを調べてみました。
・停電の時でも使えるから
黒電話、実は電気の線がなかったのです! これはワタシとしては驚愕の事実です。昔実家に引いてたダイヤル電話も、電話線しかなかった記憶がありますが、そんなことはすっかり忘れてしまっていました。黒電話器自体は電源を必要としないので、電話局と電話線さえ生きていれば、地震や停電時でも使えるということで、東日本大震災時にも大活躍したそうです。被災地に住んでいる人をはじめ、孤立しがちな高齢者の非常用の連絡手段として、電気のいらない黒電話を欲しがる人がとても多いそう。
黒電話は今もまだNTTからレンタル(月額180円~)や電話機の買取ができるそうです。最近の家についている回線の差し込み口では接続できませんが、簡単な工事さえすれば黒電話は使えるようになるそうです。
・インテリアとして
今の人たちには黒電話はオシャレに映るそう。ダイヤルを回すという、なんともアナログなシステムですが、せかせかした世の中では気持ちに余裕が持てていいのかも。昔はダイヤルを回しながら心を落ち着けたりしていたことがありますよね。
ダイヤル式電話がなぜ廃れたのかというと、プッシュ回線による認識(トーン信号)が主流になったからです。そういえば、案内電話でも途中で「ダイヤル回線の方はトーンボタンを押して下さい」というアナウンスがありましたが、最近はプッシュ回線どころかデジタル回線の時代なので、そんなアナウンス自体もなくなりました。
時代に押されて無くなりつつあった黒電話ですが、停電しても使えるってすごいですね! ちょっと見直しちゃいました。
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参照:NTT西日本
イラスト:飛田冬子