素朴な疑問カレーには何種類くらいのスパイスが入っているの?

公開日:2019/04/05

カレーには何種類くらいのスパイスが入っているの?

 

好き嫌いなく食べ物を平等に愛するワタシですが、たまに無性に食べたくなるものがあります。それがカレーです。カレーを食べると体の中からじわじわとあたたまって、元気が湧いてくるような気がするんです。(ワタシのパワーフードのひとつです)

 

よくスパイシーなカレーなんていう言い方をしますが、ずっと気になっていたことがあります。私たちが普段食べているカレーって、どのくらいの量のスパイスが使われているのでしょうか? 気になったので早速調べてみることにしました(カレーなだけにホットなうちに!)

 

まずはカレーの歴史を紐解いてみましょう。ワタシたち日本人が大好きなカレーのルーツはインドにあります。インドの家庭では何種類かのスパイスを混合した「マサラ」と呼ばれるものを常備しているそうですが、この「マサラ」をイギリス人が植民地のインドから本国に持ち帰り、イギリス人好みにしたものがおなじみのカレーパウダーです。そして、このカレーパウダーは日本で大きな変化を遂げ、日本独自のカレーが誕生しました。

 

インドの家庭で常備している「マサラ」は、各家庭で配合が違ってくるのだそうですが、混合スパイスの一種であるガラムマサラをはじめ、クミン、カルダモン、コリアンダー、レッドペッパー、ターメリック、アジョワンなどのスパイスをブレンドしているそうです。(思ったより少ない?)

 

では、日本のカレーはどのくらいスパイスを使っているのでしょうか?(インドとはまた違うのかしら?)1923年に日本で初めて発売された純国産カレー粉(エスビー食品から出ている通称「赤缶」です)には、なんと30種類以上のスパイスが入っているそうです(インドのマサラをはるかに超えていますね!)

 

小麦粉、油脂、スパイス類、うまみを増すための調味料などを固形やフレーク状にしたカレールウも、同じエスビー食品の商品で見てみると、35種類のスパイスとハーブが入っているとありました。(インド人もびっくり!)

 

さらに、スパイスではありませんが、すりおろしりんご、ヨーグルト、トマト、チョコレートなどを隠し味にする日本のカレーは、もともとのインドで生まれたカレーとは全く別物なんですね。

 

インドではスパイスをそこまでたくさん使わないとわかりました。それだったら自分で調合してカレーを作れるんじゃないかしら。早速、作ってみたくなってきたワタシです。スパイスを買いに行かなくちゃ! 膳は急げ(笑)

 

 

■人気記事はこちら!

 


 

参照:カレーのルーツ、カレールウの定義

   日本で初めて作られたカレー粉赤缶について

   エスビー食品のカレールウ(ゴールデンカレー)のスパイス

 

カレー好きのワタシは、前世はインド人だったかも
カレー好きのワタシは、前世はインド人だったかも

 

イラスト:飛田冬子

 


もっと知りたい もっと知りたい

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画