お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2019年02月10日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
冬になると食べたくなるのがお鍋! 体が温まるし、ヘルシーなのがいいですよね!今日も今日とて「何の鍋にしようかしら……」と、スーパーをさまよっていると、お魚売り場で「今が旬!」の文字を発見しました。
そういえば、旬の食材を積極的に取るのは体にいいって聞きますよね。それって本当なのかしら? だとしたら、冬が旬の食材、特にお魚はどんなものがあるのでしょう。スーパーの魚売り場を回って発見した旬の魚と、さらに調べてわかった旬の魚をご紹介します。
まず押さえておきたいのは、魚の「旬」の時期の意味。
魚の旬は産卵前の時期が多いのだそうです。なぜなら、産卵前の魚は体にたっぷり栄養を蓄えているから。この蓄えている栄養の中には脂肪分が含まれており、結果的に「旬の魚=脂がのっている」ということになるそうです。
さらに、産卵を控えた魚は沿岸に近付きやすく、漁師さんにとっても恰好の収穫時期! そのため、旬は漁獲量が最も多い時期でもあるんですって。
冬が旬の魚の代表格といえば、まずはブリですよね。冬に獲れるブリは「寒ブリ」とも呼ばれ、特においしいとされています(お寿司で有名な「ハマチ」も、ブリと同じ魚を指すんですって!)。
魚偏に雪と書くタラ(鱈)やアンコウも、冬が旬の魚です。タラ鍋やアンコウ鍋ってとってもおいしいですもんね。また、通年食べられるマグロも、実は旬は冬です。ハマチとマグロが同時に旬を迎えるということは、お寿司って冬向けの食べ物なのかも。
マイナーなところでは、ホウボウも冬が旬の魚です。あまり見かけることはありませんが、薄造りやお鍋、フライなど、おいしい食べ方がいろいろある白身魚です。
サワラも、地域によっては冬が旬である場合があります。「魚偏に春と書いてサワラ(鰆)なのに、なぜ?」と思ったら、サワラの旬は関東と関西で違うようです。
関東では、産卵前のサワラを冬に獲って食べるのが一般的。しかし、関西では春に瀬戸内海に産卵にきた子持ちのサワラを食べる文化があります。関西で春に食べられるから、サワラは漢字では「鰆」と書くことになったんですね。
ちなみに、ナマコの旬も冬だとご存じでしたか? ナマコも卵を産むのですが、その時期は春。つまり、産卵期の前の冬のナマコが、身がやわらかくて一番おいしいんですって!
■人気記事はこちら!
イラスト:飛田冬子