50代女性の冬のコートファッション、着こなしのコツ
2023.11.172023年12月11日
素朴な疑問
寒いと鳥肌が立つのはなぜ?仕組みは?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、朝起きると寒くて鳥肌が立ってしまいます。上にカーディガンを羽織り、温かいコーヒーを飲んで一息ついたところで、やっと鳥肌がおさまってきました。
これからもっと寒くなったら、鳥肌が立ちすぎて鳥になっちゃうんじゃないかしら? なんて考えていると、ふと疑問が……。
そもそも鳥肌って自分の意思とは関係なく立つけれど、どういう仕組みなのかしら? 朝ごはんを作るまでに少し時間があるから、調べてみようっと!
鳥肌が立つ仕組み
鳥肌が立つのは、毛の根元にある「立毛筋」という小さな筋肉の働きによるものです。
鳥肌は「立毛筋反射」とも呼ばれ、立毛筋が収縮すると横に寝ていた毛が引っ張られて立ち上り、毛穴の周りの皮膚が持ち上がることで引き起こされます。
立毛筋は、体を活発にするために勝手に働いている「交感神経」の働きによって動くため、自分の意思で勝手に縮めることはできません。
鳥肌が立つ理由や原因
鳥肌は寒さや恐怖、驚きなどさまざまな刺激や感情がきっかけとなって引き起こされます。
人間以外にも、野生の哺乳類は寒くなると鳥肌を立てることができます。
これは、鳥肌が立つと毛と毛の間に空気を多く含むことができ、熱を逃がしにくくなって暖かさと断熱性を高められるためです。また、毛を立たせることで敵に対して自分の体を大きく見せることもできます。
人間には寒さから身を守れるほどの長い毛は生えていませんし、服装や暖房器具などで寒さを凌げるようになった今では毛を逆立てる必要もありません。
しかし人間になる以前、大昔に毛皮があった頃の闘争・逃走反応の名残で、今でも自分の意思とは関係なく、寒さや刺激を感じると鳥肌が立ってしまいます。
鳥肌が立つのは祖先の名残だという説以外にも、恐怖や感動などの感情によっても鳥肌が立つことから、「人間の立毛筋には毛を立てる以外の働きがある」という説もあります。しかし、感情によって鳥肌が立つことが、人間の脳とどう結びついているのかはまだわかっていません。
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参照:毎日新聞
イラスト:飛田冬子