素朴な疑問スパ・温泉・銭湯・スーパー銭湯の違いって?

公開日:2023/10/14
スパ・温泉・銭湯・スーパー銭湯の違いって?
スパ・温泉・銭湯・スーパー銭湯の違いって?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

娘がお友達とスーパー銭湯に行ったお土産話を聞いています。少し時間をかけて温泉に行くのもいいけれど、近場のスーパー銭湯ものんびりできていいわよね。なんて思っていると、「次はスーパー銭湯じゃなくてスパに行く約束をしてきたの」ですって。

 

そこでふと疑問が……。お風呂がある施設には温泉や銭湯、スーパー銭湯、スパがあるけれど、具体的にはどう違うのかしら? 早速調べてみましょう。

 

温泉・銭湯・スーパー銭湯・スパの違い

温泉・銭湯・スーパー銭湯・スパの違い

温泉・銭湯・スーパー銭湯・スパはどれも広いお風呂があってリラックスできる施設ですが、それぞれに以下のような特徴があります。

 

温泉

 

温泉は環境省が管轄する「温泉法」で、「源泉から湧き出た時の水温が25度以上、または25度以下でも国が定めた19種類ある指定成分のうち、1つ以上が規定量以上含まれている」定義されています。最近注目されているぬる湯や冷鉱泉も温泉と呼ばれるのは、このためです。

 

法律で成分や温度が決められている一方で、料金の取り決めはなく有料・無料の区別もありません。

 

銭湯

 

銭湯とは、お金を出してお風呂に入れる「公衆浴場」のことです。

 

厚生労働省が管轄する「公衆浴場法」が定める公衆浴場のうち、銭湯は「一般公衆浴場」に分類されます。

 

一般公衆浴場は、日常生活の中で保健衛生上必要なもので、利用料金は地域ごとの物価に応じて決められています。

 

温泉との大きな違いは、温泉が自然に湧き出たものであるのに対し、銭湯は水道水や井戸水などを沸かした公衆浴場であることです。

 

ただし、銭湯でも温泉成分を含んでいる場合もあるため、すべての銭湯が温泉ではないとは言い切れません。

 

スーパー銭湯

 

スーパー銭湯も銭湯と同じようにお金を払って入浴できる施設ですが、公衆浴場法による区分が異なります。

 

銭湯は「一般公衆浴場」に区分されるため、入湯料の規定がありますが、娯楽施設としての要素が強いスーパー銭湯は「その他の公衆浴場」に区分され、それぞれの施設ごとに自由に利用料金が決められています。

 

スーパー銭湯でも、温泉からお湯を運んできたり源泉を利用したりしていれば「温泉」と名乗ることが可能です。

 

スパ

 

スパもスーパー銭湯と同じく「その他の公衆浴場」に区分される施設です。

 

そもそもスパとはラテン語の「Salute Per Acqua」の頭文字をとったもので、水の力で治療するという意味があり、西欧では療養目的の温泉を指します。

 

一方、日本のスパは「健康なライフスタイルの獲得を目的とした利用者を支援する、水をはじめとした自然の力を利用した各種の伝統的な療法、自然療法を総合的に提供する施設」を指しています。

 

そのため、温泉でなくてもハーブやアロマオイルなどのリラクゼーション成分が入っていればスパだといえます。

 

■人気記事はこちら!


参照:AllAbout

   湯らり江戸川

   一般社団法人 日本スパ協会

ハルメク子さん
次の日曜日にダンナさんとスーパー銭湯に行くことにしました!

 

イラスト:飛田冬子


もっと知りたい もっと知りたい

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画