素朴な疑問ラムとマトンの違いって?どう食べるのが正解?

公開日:2023/03/14
ラムとマトンの違いって?どう食べるのが正解?
ラムとマトンの違いって?どう食べるのが正解?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

娘とランチでナン食べ放題のおいしいインドカレー屋さんへ。マトンカレーとダールカレーをシェアして食べました。

 

そういえばマトンって、羊のことよね? スーパーで見かける羊肉はラムが多いけれど、マトンとどう違うのかしら? 気になったので、早速調べてみます!

 

ラムとマトンの違い

ラムとマトンの違い

ラムとマトンは、どちらも羊もしくは羊肉のことです。国によって分け方が異なる場合もありますが、簡単にいうと以下のような違いがあります。

 

年齢

 

羊肉は、年齢によって以下のように呼び方が異なります。

 

  • スプリング・ラム:生後4〜5ヶ月未満の子羊肉
  • ラム:生後1年未満の小羊肉
  • マトン:生後2年以上の成羊肉
  • ホゲット:生後1年以上、2年未満の成羊肉

 

ラムとマトンは、年齢によって区別されるのが一般的です。流通量は少ないですが、ラムとマトンの中間に位置するホゲットや、ラムの中でもとりわけ若いスプリング・ラムという名称の羊肉もあります。

 

永久歯の本数

 

ラムやマトンは、以下のように永久歯の本数によっても区別できます。

 

  • ラム(スプリングラムも含む):永久歯が0本で乳歯のみ
  • マトン:永久歯が2本以上
  • ホゲット:1本

 

マトンは、年齢が上がるごとに永久歯が増えていき、4歳になる頃には4本になります。5歳以上のマトンは、歯のすり減り方などから年齢を推測するそうです。

味わい

 

ラムとマトンの味わいには以下のような特徴があります。

 

【ラム】

 

  • 脂肪が少ない赤身
  • 肉質が柔らかい
  • 羊特有のにおいが控えめ
  • マトンよりも味が淡白

 

【マトン】

 

  • 肉質が引き締まり適度な硬さがある
  • 羊特有の香りが強い
  • 旨みやコクが強い

 

肉の色はラムがピンク寄りの赤であるのに対し、マトンはラムよりも濃い赤色をしています。

 

含まれる栄養素

 

羊肉には疲労回復や脂肪燃焼の効果を高める「L-カルチニン」という栄養素が非常に多く含まれておりますが、ラムやマトンでは含有量が異なります。

 

ラムは、L-カルチニンの含有量は100g中およそ80mg。牛肉の3倍、豚肉の7倍に相当します。また、栄養豊富で脂肪酸組成のバランスも良く、必須アミノ酸や鉄分、ビタミンも豊富です。

 

マトンはL-カルチニンの含有量は100g中およそ200mg。ラム肉よりL-カルチニンが約2.5倍も多く含まれます。

 

ラムとマトン、どっちがお好み?おいしい食べ方は?

ラムとマトン、どっちがお好み?おいしい食べ方は?

肉質が柔らかくクセもなく食べやすいラムは、できるだけ新鮮なうちに、シンプルな味付けでラムの風味を生かしていただくのがおすすめです。

 

一方、羊好きにはたまらない独特の香りと旨みをもつマトンですが、食べる人によってはクセが強いと感じることも。事前にスパイスやタレを効かせた料理にすることで、マトンのにおいをやわらげることができます。

 

味の方向性は異なりますが、どちらもおいしい羊肉であることに違いありません。お好みの羊肉で、ジンギスカンパーティーもいいですね!

 

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参照:Eydis

   畜産技術協会

   LAMBASSADOR

ハルメク子さん
ラムとパクチーの炒め物は、羊好きはたまらないらしい!

 

イラスト:飛田冬子


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