2019/01/04 0

門松としめ飾りの役割って何?

 

お正月になると毎年することといえば、門松としめ飾りの準備。毎年気付いたら30日になっていて、一夜飾りは縁起が悪いからと、慌てて門松としめ飾りを買いに行くんですよね~! 子供のころ、バタバタとお正月飾りをする母を見ながら「どうして年が押しつまるまでやらないの?」なんて思っていたけれど、今では母と同じようなことをやっている自分がいます。

 

ところでこの門松としめ飾りって、一体何のために飾るんでしょう? 気になったのでさっそく調べてみました。

 

まずは門松。民族学者和歌森太郎の著書『花と日本人』によれば、門松はお正月にお迎えする歳神(としがみ)様に「わが家はここですよ!」とアピールし、歳神様に迷わず自宅にやってきてもらうための目印なんです! 昔は、木、特に常盤木(ときわぎ)と呼ばれる常緑樹に神様が宿ると考えられていたため、常盤木を家の門に飾っていました。さらに、平安時代のころに松=神様を祀る、と考えられるようになり、松は常盤木の中でも特におめでたい木とされるように。だから、門松は歳神様を家に迎え入れるためのよりしろだったんです。ちなみにお正月のお祝いも、古くはこの歳神様をおまつりするお祝いだったんだそうですよ。

 

おめでたい松に加え、速いスピードでまっすぐに伸びることから縁起がいいとされる竹と、春一番に何よりも早く花を咲かせることから縁起がいいとされる梅のセットが「松竹梅」です。多くの場合、門松にも竹と梅が添えられていますよね。ワタシが考えていたよりもずっと、門松って縁起がよくて神聖なものだったんですね。

 

続いてはしめ飾り。そもそもしめ飾りとは、しめ縄に縁起物の飾りをつけたもののことをいいます。一般社団法人日本石材産業協会のHPによると、しめ飾りには、神様を迎え入れるという意味があるという説や、「神様がいらっしゃっても恥ずかしくない家ですよ!」というあかしであるという節、さらに、家の中に入った神様にいつまでもいてもらうためという説など諸説あります。いずれにしても、神様を歓迎するという意味合いなんですね。

 

ちなみに、神社や神棚に飾られているしめ縄は、神様が宿る場所と現世を隔てる境界線の意味を持っているそうです。現世の不浄なものから神域を守るための結界がしめ縄なのです。そう考えると、玄関にしめ飾りを飾ることで、家をまるごと神域にして神様をお迎えする理由がわかりますね。

 

しめ飾りに付けられている飾りにもきちんと意味があり、裏白の葉は、両面どちらも白いことから清く美しい心を表すとされ、ゆずり葉はその家の家系が長く続くことを願っているんだとか。おせち料理もそうですが、お正月の縁起物にはさまざまな意味が込められているんですね。

 

参照:日本の門松.com 株式会社友行園芸場
   終活ねっと 一般社団法人日本石材産業協会

参考文献
和歌森太郎『花と日本人』

 

今年1年、いい年でありますように

 

イラスト:飛田冬子

 


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