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素朴な疑問「しらたき」と「糸こんにゃく」の違いって?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
娘と一緒に肉じゃがを作っていたときのこと「お母さん、しらたきって糸こんにゃくとどう違うか知ってる?」と聞かれました。
しらたきより糸こんにゃくの方が太いというイメージがあるけれど、明確な違いはあるのかしら? 気になったので、調べてみました!
「しらたき」と「糸こんにゃく」の違い
しらたきも糸こんにゃくも、原料は一緒でこんにゃく芋を使用しています。
しらたきの特徴
しらたきは、こんにゃく芋をすりおろした後に水酸化カルシウムを加えて固め、専用の筒に入れてお湯の中に押し出して作られます。この、押し出される様子が滝のように見えることから、しらたき(白滝)と名付けられました。
糸こんにゃくの特徴
糸こんにゃくはこんにゃく芋に水酸化カルシウムを加えて固めるところまでは同じ工程で、その後、細い糸状にカットします。でもこの作り方は昔ながらの製法で、現在ではしらたきと同じように作られていることから、この二つに明確な違いはありません。
しかし、関東ではしらたき、関西では糸こんにゃくが作られていたことから、今も地域によってなじみのある名前で呼ばれていることが多いのです。
また、現在ではしらたきも糸こんにゃくも生のこんにゃく芋をすりおろすのではなく、薄く切ったこんにゃく芋を乾燥させて粉状にしてから作るのが一般的です。
しらたきや糸こんにゃくの魅力
しらたきや糸こんにゃくは料理のかさ増しにもなって使いやすい食材ですが、他にはどのような魅力があるのでしょうか?
しらたき、糸こんにゃくは栄養たっぷり
97%が水分でできているしらたきや糸こんにゃくは、豊富なカルシウムを含んでいます。カルシウムというと、小魚や牛乳から摂取できるというのが一般的ですが、しらたきや糸こんにゃくから摂取できるカルシウムは、小魚や牛乳から摂取するよりも体に吸収されやすいとされています。
肥満防止になる
しらたきや糸こんにゃくは、低カロリーの食材なので、他の食品と合わせて食事全体のカロリーを抑えることができます。また、弾力のあるしらたきや糸こんにゃくを食べることでよく噛むようになり、満腹感を高めてくれる効果も。ダイエット食としておすすめの食材です。
食物繊維が豊富
しらたきと糸こんにゃくには不溶性の食物繊維が豊富なので、水を吸収してふくらみ、消化されないまま腸を刺激して排便を促す効果があります。
しかし、消化されにくいことから、あまり大量に食べてしまうと腹痛を引き起こす可能性があるため気を付けましょう。
白いこんにゃくと黒いこんにゃくの違いは?
白いこんにゃくと黒いこんにゃく、作り方は同じですが、黒いこんにゃくには海藻粉末が混ぜてあります。
粉から作られたこんにゃくはもともと白色ですが、昔ながらの製法で作られたこんにゃくに色を似せるために、海藻粉末を混ぜて黒く色付けしているのです。
ちなみに、黒色のこんにゃくは西日本で好まれていて、東日本では白色のこんにゃくが一般的とされています。
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参照:カンエツ
イラスト:飛田冬子
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