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2022年07月01日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
そろそろお中元の時期。ダンナさんと話していて「引っ越した人もいるから時期を考えなきゃいけないね」と言われハッとしました。
そうだわ、お中元は地域によって時期が変わると聞いたことがあるけれど、詳しいことがわからない……。気になったので、調べてみました!
実は、お中元の時期は地域によって1か月ほど期間が異なることもあります。送る側の地域ではなく、相手が住む地域に合わせて適切な時期に届くようにしましょう。
関東と東北では「7月1日~7月15日」の期間にお中元を贈るのが一般的。
この地域は直接手渡しでお中元を渡すことが良いとされていたものの、ここ最近では配達が多くなり、この短い時期にお中元の配達が集中してしまうことから、東京や神奈川では時期を早めて6月20日頃から贈り始める人も増えています。
北陸はお中元を贈る時期に地域差があるため注意が必要です。新潟県や石川県の金沢市では、関東と同じ「7月1日~7月15日」の間ですが、富山県や石川県の能登町では「7月15日~8月15日」に贈るのが一般的です。
このように、特に石川県は同じ県内でもお中元の時期に違いがあるため、迷ってしまったら7月15日を目安としてお中元を贈るのが良いでしょう。
北海道、東海、関西、中国、四国は「7月中旬~8月15日」の期間にお中元を贈るのが一般的です。関東と比べると期間が長くなりますが、実はお中元を贈る時期は年々早まっているという傾向もあるため、7月中旬に届くように余裕をもって届けるほうが良いでしょう。
九州は「8月1日~8月15日」の期間と、全国の中でも時期が遅いのですが、各県共通してこの時期と決まっていることから、タイミングに悩むことはないでしょう。しかし、他の地域と同様に、お中元を贈る時期が早まっているという傾向もみられるため、7月中に贈っても問題はありません。
沖縄は、他の地域と違って毎年旧暦の「7月13日~7月15日」(旧盆)がお中元を贈る期間となっており、この3日間は毎年日付が変わります。
2022年は8月10日(ウンケー)、8月11日(ナカビ)、8月12日(ウークイ)となっているため、お中元を贈る際は旧暦のカレンダーを確認してこの3日間のうちにお中元が届くよう配送を手配する必要があります。
万が一、お中元を贈り忘れて期間を過ぎてしまったという場合は「暑中見舞い」や「残暑見舞い」として贈るようにしましょう。
ちなみに、目上の方に贈る際は「見舞い」ではなく「伺い」として贈るのがマナーなので「暑中伺い」「残暑伺い」となります。
喪中の相手にお中元を贈っていいのか気になるところですが、お中元はお祝い事というわけではなく、日頃からお世話になっている相手に感謝の気持ちを表すものです。
そのため、贈る側も受け取る側も喪中であることは差し支えないのですが、贈る時期が忌中(死後49日間)である場合は、忌中を過ぎてから暑中見舞いや残暑見舞いを贈る方が良いでしょう。
地域によって違うお中元の時期をしっかり把握して、失礼のないように贈らなければいけないわね!
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参照:いいもの探訪
イラスト:飛田冬子