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2022年03月27日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
春のおやつの定番、桜餅。ピンク色と緑色のコントラストに、コロンとした形がかわいくて、目でも舌でも楽しめるので私も大好きな和菓子の一つです。
この前、家族みんなで3時のおやつに桜餅を食べていたところ、「お母さん、葉っぱまで食べてるよ!」と娘が驚いた様子で声を上げたので、私までびっくり。
「え? 桜餅の葉っぱ、食べるわよね?」
食べない派の娘と食べる派の娘、一体どちらが正解なんでしょう? 気になったので、桜餅の葉っぱについて調べてみました!
桜といえば「ソメイヨシノ」が圧倒的に有名ですが、桜餅に使われているのは、ソメイヨシノの葉っぱではありません。
桜餅に欠かせない桜葉漬け(塩漬けの桜の葉)は「オオシマザクラ」という桜のものなんだそう。オオシマザクラの葉っぱは、他の品種にはない強い香りを持っています。
また、歯の表面に細かな毛がなく、舌触りがいいことも特徴。5月〜8月の間に、葉を傷つけないよう丁寧に収穫して、塩漬けにします。
桜葉の特産地としては、伊豆半島南西部にある人口6500人ほどの「松崎町」が有名で、国内産桜葉の約7割を出荷しています。
桜餅を食べるのは春ですが、収穫・消毒・草取り・桜の木の選定と、桜葉農家の方たちは一年中仕事をしているそうです。
桜餅に葉っぱが巻かれているのにも、ちゃんとした理由がありました。
ちなみに、桜餅独特のあのいい香りは、桜の葉に含まれる「クマリン」という成分のおかげ。生のままの桜の葉はほとんど香りがせず、塩漬けにすることであのいい香りが出てきます。
試行錯誤の末、現在の塩漬けにたどり着くまでには「醤油漬け」にしたこともあったんだとか(醤油漬けの葉っぱを巻いた桜餅もおいしそう……!)
そして気になる「桜餅の葉っぱは食べるのか、食べないのか」という問題ですが、どちらでも好みでOKとのこと!
葉っぱを巻いたまま食べると葉の食感や香りを強く感じられて、甘さとしょっぱさの絶妙なバランスがおいしいのよね♪
娘は「外した方が桜餅本来の香りや味を味わえるから、外した方がいい」と通な意見。葉っぱアリと葉っぱナシ、どちらがおいしいか今度食べ比べてみようかしら?
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参照:ウェザーニュース
イラスト:飛田冬子