お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2022年02月07日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
今日は、家族が大好きな温野菜サラダを作りました。食卓の話題となったのは、「ブロッコリーとカリフラワーって似てるよね? ホントは同じなのかな」。結局はっきりとした結論が出なかったので、調べてみることにします!
形が似ているカリフラワーとブロッコリーは、どちらも11〜3月が旬のアブラナ科アブラナ属のキャベツの変種です。
ちなみに、カリフラワーは、ブロッコリーの突然変異によって誕生したものだと言われています。
どちらも明治初期に、政府の積極的な輸入政策の一環で、日本にやってきました。当時の日本は、野菜は煮物やきんぴら、漬物などにして食べられていた時代。そこに、徐々に洋風文化が受け入れられるようになったタイミングだったこともあり、海外製で白い野菜のカリフラワーが先に日本で食用として広まりました。どちらかというとブロッコリーの方がポピュラーなのは、意外ですよね。
小さな花の蕾が集まった部分(花蕾)と茎を食べるのは同じ。ちなみにカリフラワーは白、ブロッコリーは緑色が一般的ですが、花蕾が紫色のブロッコリーや、オレンジ色やパープルなどのカリフラワーもあります。
両方キャベツの仲間ではありますが、異なるのは栄養。大きく違うのはβ-カロテンで、カリフラワー可食部100gあたりに18μg(マイクログラム)、ブロッコリーには810μg含まれています。
厚生労働省の基準では、可食部100gあたりのβ-カロテン含量が600µg以上になると緑黄色野菜(一部例外あり)と定められているため、ブロッコリーは緑黄色野菜に分類され、カリフラワーは「その他の野菜」に分類されています。
また、カリフラワーに含まれるビタミンCは81mg、葉酸が94μgなのに対して、ブロッコリーのビタミンCは120mg、葉酸が210μgです。ただ、これは生で食べた場合のみ。不思議なことに、茹でるとビタミンCの含有量はほぼ同じ数値になるそうです。
つまり、カリフラワーのビタミンCは茹でても損なわれにくく、ブロッコリーのビタミンCは茹でると壊れやすいといえます。
カリフラワーもブロッコリーも、旬には甘みが強くなるそうです。冷凍野菜も便利ですが、せっかくなので生でたくさん買って来ようと思います!
■人気記事はこちら!
参照:ウェザーニュース
カゴメ株式会社 VEGEDAY [ブロッコリーとカリフラワーの違い]栄養や由来もこんなに!?
カゴメ株式会社 VEGEDAY 緑黄色野菜とは?満たすべき条件は、色、形、栄養のうちどれ!?
イラスト:飛田冬子