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2022年01月24日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、おにぎり専門店が増えてきましたよね。そこで食べたおにぎりがおいしくてビックリ。中身の具もさることながら、お米もこだわりのブランド米を使用しているのだとか。やはりおいしいお米を使うとこんなに違うのね。
でも野菜や果物と同じように、おいしいお米の選び方ってあるのかしら……。さっそく調べてみます!
おいしいお米を選ぶためのポイント4つを紹介します。
精米されたお米は時間が経つにつれて鮮度が落ちていきます。そのため、精米日をチェックして、なるべく直前に精米されたお米を購入するようにしましょう。
お米には、品種・生産地・生産年度が同じ「単一原料米」と、それらが異なる「複数原料米」があります。複数原料米の中には、品種や年度が記載されていないものもあり、どんなお米が混ざっているのかわからないため、単一原料米を購入するのがおすすめです。
ですが、香りの良いものや食味がいいものもあり、複数原料米が必ずしも悪いお米というわけではありません。
袋の上からお米の大きさや色をチェックします。お米の粒の大きさが揃っていて、透明感のあるお米を選びましょう。ひび割れているものや白いお米が目立つものはグレードの低いお米である場合があります。
お米は各銘柄によってもそれぞれの特徴があります。用途に合わせてお米の種類を選ぶのもおすすめです。例えば、粘りと硬さのバランスが良く、濃い味付けの料理に合う「コシヒカリ」、小粒で粘り気があり、和食やすし飯に適した「ササニシキ」など、特徴を知っておくのも選ぶときのポイントに。
生産元や銘柄にこだわりたい場合は、長年実績のあるお米や、専門家がお米を評価するお米のランキングやコンテストで受賞したお米などを選ぶのも、おいしいお米を選ぶ目安になります。
「一般財団法人 日本穀物検定協会」が、毎年発表している「米の食味ランキング」。これは、全国のお米の食味試験を行った結果のランキングで、おいしいお米の指標になります。
ちなみに、食味試験対象となる品種は、道府県の代表的な産地で生産されたもの、かつ推奨品種であること、また特徴が明確で、一定の基準を満たした作付面積で生産されているものが条件。
食味試験は、その道のプロ数十名により行われます。白飯の外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価の6項目を、基準米(複数産地のコシヒカリのブレンド米)と比較して評価されます。
ランキングは、特に良好なものを「特A(特に良好)」、続いて「A(良好)」、「A'(基準米とおおむね同等)」、「B(やや劣る)」、「B'(劣る)」と5段階でランク付けされます。
令和2年産米の食味ランキングでは、特Aが53品種、Aが77品種、A'が24品種、BやB'(劣る)は0品種という結果でした。
ちなみに、このときの特Aランクを受賞したお米は、北海道「ゆめぴりか」、青森県「青天の霹靂(津軽産)」、秋田県「ひとめぼれ(中央産)」、新潟県「コシヒカリ(上越・下越・魚沼産)」、愛知県「ミネアサヒ(三河中山間産)」、福岡県「元気つくし」などがあります。
また、コシヒカリは16の産地で特Aとなりました。お米を代表するブランドだけに、やはりその味はプロの目線でもおいしいと評価されているようです。
お米の精米日や見た目は、おいしいお米を選ぶための重要なチェックポイント! ランキングと合わせて、購入する際の目安になりそうです。
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参照:高原町役場
イラスト:飛田冬子