海の中で昆布のだしが出ないのはなぜ?
2020.10.232018年12月15日
素朴な疑問
11人に1人が乳がんに? ピンクリボン運動とは?
皆さんは乳がん検診を受けていらっしゃいますか? ワタシは毎年かかりつけの病院で検診を受け、さらに月に1回のセルフチェックを行っています。きっかけは、仲の良いお友だちが乳がんにかかったことでした。(健康そのものの人だったので本当にびっくりしました)。
乳がん治療中のお友だちは、それはとても辛そうでした。見守ることしかできないワタシも何もできずに苦しかったのを覚えています(本人が一番辛いですけれど)。
その後、お友だちは治療のかいあって、再発することなく元気に過ごしています。(本当に良かった!)闘病中のお友だちを間近で見ていたことから、自分の体に向き合うことや、病気を早期発見することの重要性を知りました。
ところで、乳がんと言えば世界中で行われている「ピンクリボン運動」というのをご存知でしょうか? ワタシは名前だけしか知らなかったので、どんな運動なのか調べてみました!
「ピンクリボン運動」は「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との想いから、1980年代にアメリカで始まったことがわかりました。(思ったより早くから行われていますね)日本では2000年頃から盛んになり、乳がん検診の早期受診を呼びかけるために、行政、市民団体、企業などが独自のピンクリボンマークを掲げ、さまざまな活動を行うようになりました。
「ピンクリボン運動」の内容から、乳がんに関する重要な項目をまとめてみます。
まず驚くべきことに、国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」最新がん統計(2019年9月15日更新)によれば、現在日本人女性の11人に1人が乳がんにかかるというデータがあります。(他人事とは言えない数字!)。年齢別罹患率を見ると、30代後半から増加し、40代後半~50代前半にピークを迎え、女性の乳がん死亡率は、50年間で7倍に増加しているそう(衝撃の数字!)
しかし、乳がんは早期に発見し適切な治療を行えば9割以上が治ると言われている病気。早期発見のためには、定期的な検診とセルフチェックが大切なんです! 定期的な検診は、年齢によって適した検査方法があり、20~30代は超音波(エコー)検査、40~50代以上はマンモグラフィー(乳房専用のX線検査)が推奨されています。
セルフチェックの方法は、
1.乳房の形を鏡でチェック
2.あおむけの状態でしこりがないか手で触ってチェック
3.左右の乳首を指で軽くつまんで血のような液体が出ないかチェック
以上の3つを月経終了後1週間くらいに行うのがおすすめです。(閉経後の場合、自分で日を決めておくといいそうです)
皆さんも今日から、セルフチェックと定期的な検診をぜひ一緒にやっていきましょう!(健康に素敵に歳を重ねたいですね)
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イラスト:飛田冬子