素朴な疑問2022年の干支で注目!「トラ」の生態は?

公開日:2022/01/08

 

2022年の干支で注目!「トラ」の生態は?
2022年の干支で注目!「トラ」の生態は?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

年が変わって、2022年の干支は丑から寅へバトンタッチしました。動物界の中でも特に勇敢な猛獣として知られるトラは、十二支で最も強い動物といってもいいんじゃないかしら。威風堂々としたトラが見守ってくれるかと思うと、なんだか安心するわね。今年一年お世話になるトラについて、年の初めにしっかり学んでおきたいと思います!

 

トラの生態

トラの生態

トラというのは世界で最も大きいネコ科の動物で、東・南アジアの広い地域に生息する絶滅危惧種です。オレンジがかった体毛に白と黒の縞模様の、いわゆる「トラ柄」が入っているのが特徴。

 

20世紀初頭には10万頭いたといわれるトラは、毛皮や剥製、漢方素材目的の狩猟・密猟が行われ、生息地域の森林伐採も追い打ちとなって数種類が絶滅。今では2200~3200頭(繁殖可能な成熟個体)まで激減し、近い将来絶滅するのではないかと危惧されているんだそうです。

 

トラは群れで生活せず、基本的には単独で行動しています。獲物を探して長距離を捜し歩き、狩りは10回に1回とかなり低い成功率だそうです。長距離を全力疾走するのは苦手で、獲物にできる限り近づき、20mくらいの距離から一気に飛び掛かって仕留めます。

 

また、オスは広い範囲を縄張りとしていて、子どもを持つメスは、獲物が多く、行き来しやすい狭い範囲を縄張りとしています。オスがメスの3~4倍も行動範囲が広いのは、繁殖のためメスに接近する目的もあるようです。

 

3~4年ほどで成獣になりますが、繁殖期は地域によって異なり、寒いエリアでは冬、熱帯エリアでは一年中。約100日間の妊娠期間を経て3~4頭の子どもを産みます。子育てはメスが一手に担います。その後子どもは、生後1年半ほどで独り立ちします。

 

ちなみに十二支のトラは「寅」と書きますが、この漢字には「引っ張る、まっすぐに伸ばす」という意味があるそう。また中国の「漢書」では、「草木が伸び始める状態」だと解釈されています。トラのパワフルさにあやかって、2022年は元気いっぱいに活躍したいですね!

 

 

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参照:認定NPO法人トラ・ゾウ保護基金

   公益財団法人世界自然保護基金ジャパン

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虎視眈々とチャンスを狙って楽しいことをやるぞっと。
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イラスト:飛田冬子

 


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