素朴な疑問女王アリの寿命は10年以上!その不思議な生態とは?

公開日:2021/09/08

 

女王アリの寿命は10年以上!その不思議な生態とは?
女王アリの寿命は10年以上!その不思議な生態とは?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

先日、せっせと巣に食べ物を運ぶ働きアリを見てふと思いました。巣の中では、やはり女王アリが食べ物を待っているのでしょうか?

 

謎多き女王アリについて調べてみました!

 

女王アリの寿命はどれくらい?

女王アリの寿命はどれくらい?

世界中には1万種ほど多種多様なアリがいますが、日本には、約300種類ほどが生息しています。そして、女王アリは、知る人ぞ知る不思議な生態を持っています。 

女王アリの寿命は、10年以上と、とっても長生き! 種類によって異なりますが、多くのアリの巣の中には、1匹の女王アリと、たくさんの働きアリが集団で暮らしています。女王アリが交尾をするのは、実は生涯1度きりで、その後、数年にわたってその時の精子を体内に保存しておくことができる特異な生態を持っています。こうして保存されていた精子と受精した卵からはメス、受精しなかった卵からはオスが産まれてきます。 

女王アリは、多くの種では、産まれた時から決まっているのではなく、幼虫時に豊富なエサを与えられていたりなど、さまざまな条件が重なって女王アリになると考えられています。ですが、まだ詳しいことはよくわかっていないのが実状です。

 

アリの生態や2:6:2の法則とは?

アリの生態や2:6:2の法則とは?

集団生活を送るアリですが、指揮を取る「リーダー」はいません。女王アリ、働きアリなど、それぞれが役割を全うしながら集団生活を送っています。役割が決まっているからこそ、リーダー不在の集団生活でも成り立つんですね~。

 

一つの巣の中でも大きな数を占めているのが働きアリ。けれども、働きアリのうち、2割が働き者で、6割が普通、残りの2割が実は「働かないアリ」だと言われています。これを「2:6:2の法則」と言います。怠け者のアリがいるなんてびっくりですね!

 

ちなみにアリのオスは、メスに比べて圧倒的に数が少なく、成虫になって数か月で巣から飛び立ち、交尾を終えると力尽きたり、他の生き物に食べられたりなど、短命な一生を終えてしまいます。

 

また、アリは、1mm~5cmと大きさの違いや、色、形など、さまざまな種類がいます。キノコを育てる種、敵が来ると自爆して巣を守る種、お腹に蜜を貯める種など、多様なアリが存在します。中には、メスだけしかいないアリもいるなど、その多様性に驚かされます。

 

オスの働きアリの短命な一生を考えると、なんだかちょっとかわいそうに思えてきますね。

 

 

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参照:子供の科学のWebサイトKoKaNet

   生活110番ニュース

   アース製薬株式会社

   夢ナビ

 

女王様もけっこう大変そうね……。
女王様もけっこう大変そうね……。

 

イラスト:飛田冬子

 


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