素朴な疑問なぜ冬至にゆず湯に浸かるの?

公開日:2021/12/14

 

なぜ冬至にゆず湯に浸かるの?
なぜ冬至にゆず湯に浸かるの?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

日に日に夜が長くなると、冬至が近づいたなあと感じます。「冬至にゆず湯に入ると風邪をひかない」と言われているけど、どういう意味があるのかしら? 気になるのでちょっと調べてみます!

 

冬至にゆず湯に浸かる理由 

冬至にゆず湯に浸かる理由 

二十四節気の一つ「冬至」は、1年で一番夜が長く、昼が短い日。そのため、中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱くなる日で、翌日から力がよみがえり、運気が上がっていくと考えられてきました。

 

一般的には、湯に入って病気を治す「湯治と冬至」、「融通とゆず」の語呂合わせから、冬至にゆず湯に入る文化が定着されたとされていました。

 

ですが、良い運を呼び込むために、冬至は体を清めて厄払いをする「禊(みそぎ)」の日だとされていた他、ゆずの強い香りが邪気を払うとも考えられていたようです。

 

さらに、ゆずが実るまでに長い年月がかかることから「長年の苦労が実りますように」という願いも込められているようです。

 

ちなみに、ゆずに含まれるビタミンCは、かんきつ類の中でトップクラス。肌の保水性を高め、抗酸化作用があることから、乾燥肌や老化、風邪の予防効果が期待できます。

 

また、ゆずの主成分であるリモネンは、血行を促進し、冷え性にいいといわれています。揮発性のため、お湯に入れるとゆず独特のさわやかな香りがさらに立ち、リラックス効果をもたらします。

 

願掛けや語呂合わせなどから「ゆず湯に入ると風邪をひかない」と言われるようになりましが、理にかなった健康法ですね。

 

ゆず湯風呂の作り方 

ゆず湯風呂の作り方 

血行促進やリラックスの効果が期待できるゆず湯は、どんな入り方がより効果的なのでしょうか。

 

  • 丸ごとお湯に入れる

まさに「ゆず湯」といった雰囲気を楽しめます。より香りを楽しむために、つまようじなどで数か所穴を開けたり、浅く切り込みを入れたりなど、工夫するのがおすすめです。

 

  • 輪切りや半分に切る

輪切りにしたり、半分にカットしたりすれば、香りも果汁もより出やすくなります。種を取り出したり、もしくは果肉が飛び出さないように、水切りネットなどの袋に入れると掃除がラクになるのでおすすめですよ。

 

  • ゆずの皮だけを入れる

ゆずの皮だけでも十分香りを楽しむことは可能です。とはいえ、皮が分厚いため、上部と下部を切り、さらに切り込みを入れると手でむきやすくなります。

 

ちなみに、肌が弱い人にとっては、刺激が強すぎることがあり、注意が必要です。

 

ゆず湯に入って体を温めて、厄を落として、リフレッシュ。翌日からのスタートに備えましょう!

 

 

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参照:牛乳石鹸共進社株式会社

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   高知県立大学健康栄養学部健康栄養学科

 

ゆずは天然の入浴剤ですね!
ゆずは天然の入浴剤ですね!

 

イラスト:飛田冬子

 


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