素朴な疑問ウールってどんな素材?

公開日:2021/12/11

 

ウールってどんな素材?
ウールってどんな素材?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

寒い季節になると、冷え性のワタシはウールの出番が多くなります。ウール独特のやさしい風合いと肌触りが大好きで、小さい頃からずっとウールのセーターを愛用しています。

 

でも、ウールってどうしてあんなに暖かいのかしら? 羊の毛を刈ったものだと聞いたことはあるのだけど、ウールにはどんな機能があるのか調べてみようと思います。

 

ウールとは?

ウールとは?

ウールは、主に羊の毛を使った素材のこと。羊の種類は3000種ほどあり、さまざまな品種から羊毛を取っていますが、そのうち最も多いのが「メリノ種」と呼ばれる羊の毛。

 

メリノ種は飼育しやすく、上質な羊毛を取れることから、一般的にウールといえばメリノ種の羊毛を指すことが多いそうです。

 

ただし、衣類の表記上は羊毛以外のものでも「ウール」と呼ぶことがあります。例えば、カシミヤヤギから取れる「カシミヤ」や、ラクダの仲間アルパカから取れる「アルパカ」、アンゴラウサギから取れる「アンゴラ」なども、表記上は「ウール」とされています。そうしたものはカシミヤウール、アンゴラウールなどと動物の名前がついていることが多いので、見分けはつきやすいですね。

 

ウールの特徴

ウールの特徴

ウールの最大の特徴は「夏は涼しく冬は暖かい」という点です。ウールの繊維は縮れた糸が複雑にからみあっているので、中に空気をたくさん含むことができ、熱を外に逃がしにくい構造になっています。

 

加えて、水を弾く特性があり、夏の汗ばむ季節や冬の暖房がきいた室内でも体の熱や水蒸気を吸い込んで外に放出してくれ、汗をかいてもムレずにさらっと着ることができます。

 

またウールは、「着やすさ」も魅力の一つ。ウールの繊維は縮れているので弾力性、伸縮性が高く、厚手のものでも脱ぎ着しやすく、シワになりにくい上に型崩れしにくいという特徴があります。万が一シワになったとしても、スチームなどで水分を含ませるとカンタンに元に戻るという優れもの!

 

さらに、ウール繊維の表面には、人間の髪の毛と同じように薄い膜があるので、汚れがつきにくいというメリットも。また、染色しやすく、落ちにくいという面もあるそうです。ウールって本当に優秀ね!

 

ウールって素材として本当に優秀なのね! 昔から使われているのもわかるわぁ~。今年の冬もウールに活躍してもらいましょう!

 

 

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参照:nunocoto fabric

   ヤマトミラボ

   長尾商事株式会社

 

「さわってごらん、ウールだよ」(テレビCM)とつい言ってしまうワタシです。
「さわってごらん、ウールだよ」(テレビCM)とつい言ってしまうワタシです。

 

イラスト:飛田冬子

 


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