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2021年10月13日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
朝食に納豆ご飯を食べる頻度が高い我が家。ただ、糸を引くネバネバがお箸に絡んだりするのが悩みの種……。あのネバネバした糸を切る方法はないのでしょうか。そもそもネバネバの正体は何? 早速調べてみました!
まず、納豆パックの開け方にもコツがあるんです! 順を追ってそれぞれの工程でネバネバを切る方法を紹介します。
まずパックのふたを開けたら、フィルムの端を少しだけ引っ張り出し、もう一度ふたを閉めましょう。次に、ふたを押さえたままでフィルムを引き抜き、ふたの上に置けば、ネバネバとは無縁です(なるほど!)。
グルグルかき混ぜた納豆のネバネバは、箸で円を描くように回転させると、簡単に切れます。横回転というのがポイントで、縦に回転させても、ネバネバが伸び縮みするばかりで、糸は切れません。また、お酢を少し加えるとネバネバが緩和されます。
納豆にしょうゆや付属のタレを加えた「納豆ご飯」なら、箸でひと口分を持ち上げて、そのまま少し待つと、しょうゆやたれに含まれる塩分でネバネバが切れやすくなります。さらに、納豆がしょうゆやたれを抱え込むことで、水分の重みも加わり切れやすくなります。
納豆の糸の原因である「グルタミン酸」は熱に弱いため、箸の先を60℃以上のおみそ汁で温めてから納豆をすくうと糸が切れますよ!
納豆のネバネバの正体は、納豆菌がタンパク質を分解して作る「グルタミン酸」と糖の一種「フラクタン」です。グルタミン酸には「うま味」がたっぷりと含まれています。フラクタン自体には味がないため、納豆のうま味は、グルタミン酸によるものといえます。
ちなみに、北海道や東北地方などの寒冷地では、納豆に砂糖を入れて食べるそうです。納豆に砂糖を加えると、納豆菌の働きが活発になり、よりネバネバが増えます。気になるその味は、案外甘味が強いわけではなく、あの独特のにおいを抑えてくれる効果もあるそうです。
栄養豊富な納豆は、普段から積極的に摂取したい食べ物の一つ。簡単にネバネバを切ることができれば、日常的に取り入れやすくなりそうですね♪
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参照:NHK すいエんサー
イラスト:飛田冬子