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2021年10月10日
素朴な疑問
こんにちは!好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、「納豆と卵の組み合わせが悪い」というウワサを聞いて気になっています。でも、納豆は生卵を入れて一緒に食べるという人も多いですよね……。気になるので、真相を探ってみることにします!
「納豆と卵の組み合わせが悪い」といったウワサは本当なのでしょうか。どうやら、卵白に含まれる「アビジン」という成分が、納豆に含まれる「ビオチン」の吸収を妨げてしまうことが関係していると言えそうです。ですが、結論から言うと、心配する必要はありません。
ビオチンは、エネルギー代謝を促し、皮膚や髪にとって好影響をもたらす、ビタミンの一種ですが、そもそも納豆に限った栄養素ではありません。落花生(煎り)やブロッコリー、そば、鶏レバー、卵、さんまなど、さまざまな食材に含まれているため、他の食材からも摂取できる栄養素になります。
加えて腸内細菌によって体内で合成されるため、通常の食生活を送っていれば不足することはほぼないとも言われています。ですが、生の卵白を多量に長期間摂取した場合は、ビオチン不足になる可能性があるため注意が必要です。
ちなみに、納豆に含まれるビオチンは、納豆100gあたり18μgですが、実は卵黄にも、100gあたり65μgと豊富に含まれています。つまり、納豆と生卵を一緒に食べることで、大幅にビオチンの摂取量が減る可能性は低く、過剰に気にすることはないでしょう。
ビオチンに悪影響を与える生卵に含まれるアビジンは、卵白だけに含まれているため、気になる場合は、卵黄のみを使うようにするとより安心です。
なるほど、納豆と生卵を一緒に食べても、ビオチンの栄養素が不足するほどの悪影響はないんですね!
栄養満点の納豆ですが、一緒に食べるとより効果的な食材を紹介します。
長ネギや玉ネギ、ニラには、納豆に含まれるビタミンB1の吸収をよくする「硫化アリル」が含まれています。
キムチと納豆それぞれに、含まれる「乳酸菌」によって、悪玉菌の増殖を抑えて腸内のバランスを整える効果に加え、納豆に含まれる「納豆菌」による」善玉菌の増殖を促す効果も。さらに、「乳酸菌」と「納豆菌」のダブル効果で、より腸内環境の改善が期待できます。
納豆にネギを入れて食べる人も多いけど、実は理にかなった健康的なメニューだったのね!
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参照:macaroni
イラスト:飛田冬子