自然体で、自分らしく輝く

モデル・黒田知永子さんに学ぶ!初夏からの大人の装い

公開日:2024.05.07

更新日:2024.05.11

雑誌のモデルやテレビ出演、スタイルブックの出版と、60代を迎えて活動の幅を広げる黒田知永子さん。自然体の輝きは、幅広い世代の目を惹きつけて止みません。そんな黒田さんに、夏からの装いについて伺いました。

モデル・黒田知永子さんに学ぶ!初夏からの大人の装い

黒田知永子(くろだ・ちえこ)さんプロフィール
1961(昭和36)年生まれ。「VERY」「STORY」「eclat」の初代カバーモデルを歴任。
ワンピース愛について語ったスタイルブック『黒田知永子 Only My Way とっておきのワンピース』が好評発売中。

夏はシャツの出番!コツは「まじめに着ない」こと

夏はシャツの出番!コツは「まじめに着ない」こと

「そろそろ初夏のシーズンですが、最近日本の夏が暑すぎて『おしゃれどころじゃない!』なんていう日が多くなってきましたよねおしゃれなコーディネートを考えようにも、暑くてできない。

そんな日に、シャツって本当に便利。サッと羽織ればきちんとして見えるし、ちょっと袖を折ってみたり、少し襟を立てたりすれば、それだけでファッションがきまるんです」と黒田さんは言います。

そういえば黒田さんとの撮影現場では、アイテムそのものよりも、その着こなし方に目を見張るシーンがよくあります。シンプルなシャツやジャケットが、ちょっとしたコツで見違えるようにステキに見える。その秘密は、一体どこにあるんでしょう?

「コツは、“まじめに着ない”こと(笑)。特にシャツはもともとの形がしっかりしているから、ちょっと着崩しても、だらしなく見えないのがいいところ。襟を少し立てたり、袖を折ったり……。私が必ずやるのは腕まくりですね。ちょっと袖を折って手首を見せるだけでバランスよく、おしゃれに見えます」

必要があればワンサイズ上を選んだっていい!

必要があればワンサイズ上を選んだっていい!

「あと私が大事にしているのは“サイズ”。若いときから体重が変わらなくても、体の形は確実に変わっているから。

太っているか痩せているかにかかわらず、昔と比べると二の腕の肉の付き方も、お腹やヒップまわりのサイズも違う。あえてジャストサイズではなく、少しゆとりをもったサイズを選ぶようにしています」

自分はM、自分は9号……と思いこむことで、お気に入りの服を素敵に着るチャンスを逃している、なんていうことも。

「“若いときからサイズが変わらない”と昔にこだわるよりは、潔く大きめサイズに挑戦した方がいい。必要があれば、いつもよりワンサイズ上を選ぶのも手。その方が、実は痩せて見えたりするんです」

必要があればワンサイズ上を選んだっていい!

思い込みを捨てて、ほんの少しチャレンジしてみること

思い込みを捨てて、ほんの少しチャレンジしてみること

「本当にちょっとしたことで、おしゃれって変わります。例えばさっきのシャツも、前を閉じて袖もおろして、カッチリ几帳面に着る人も多いですよね。そういう着こなしももちろんあっていい。でも例えば、Tシャツの上に羽織るにしても、1個だけボタンを留めたり、はいているデニムの中にちょっとインしてみたり……少し変えるだけで、また違った雰囲気が出ます」

そうして着こなしを変えることで、たしかに、同じシャツでもずいぶん変わって見えます。

「まずは家の中でファッションショーみたいにして、いろいろ試してみて!そうやって自分の好きな着こなしを見つけながら、楽しむのがいいんじゃないかな」

思い込みを捨てて、ほんの少しチャレンジしてみること

取材・文=峯積抄公子(ハルメクおしゃれ編集部) 撮影=須藤敬一 スタイリスト=佐伯敦子 ヘアメイク=福沢京子


モデル黒田知永子さんと作った!大人の開襟シャツ

夏は、サッとはおれるシャツが一番。襟の形できちんと感も出せ、袖を折るだけでおしゃれに見えます。

  • 家で洗ってもパリッとする生地
  • 体形をカバーしてくれるゆとり
  • テーラード風の襟とさりげないパイピングが特徴
  • 洗濯機で洗えます!

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峯積 抄公子

みねづみ・さきこ 2005年入社。高知県出身。「ハルメク おしゃれ」編集部、ファッション部門担当。身長は150cm前後を行ったりきたり。小さい頃から背が低く、整列すると前から2番目までが定位置。裾上げしたデニムの余り布で、ポシェットが作れます。

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