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- ムダを省いて値上げに負けない!光熱費節約術10
効果的な節約には「まずは習慣を見直して、いったん手をつけると効果が続く固定費から取りかかるのがおすすめです」と話すのは、消費生活アドバイザーの和田由貴さん。効果が目に見えて実感できる節約術を教えてもらいました。
教えてくれた人:和田由貴(わだ・ゆうき)さん
「節約は無理をしないで楽しく!」をモットーに、耐える節約ではなく快適と節約を両立した賢い節約生活を提唱。『即実践!即効果!節約のプロがおしえる家計防衛術100』(辰巳出版刊)など著書も多数。
まず見直すべきは光熱費・通信費・保険料の3つ!
生活を大きく変えずに節約できるものとして、光熱費、通信費、保険料が挙げられます。
「光熱費に関しては、電力自由化で電力会社の乗り換えを考える人も増えましたが、プランによっては逆に電気代が上がってしまうこともあります。それよりも消費電力量の多いエアコンや冷蔵庫、照明器具の使い方を普段から気を付ける方が節約につながります」と話すのは、消費生活アドバイザーの和田由貴さん。
逆に通信費はすぐにでも見直すべきと言います。「大手キャリアでも新プランが続々登場しているので、大幅な節約が可能です」
食費や交際費、娯楽費などの変動費は、生活に影響し、削るとストレスがかかることもあるのでできる範囲で、と和田さん。「なんとなく得した気になっても節約の意味がありません。〇円節約しているという確信を持って家計を守っていきましょう」
今回はその中でもすぐに実践できる光熱費節約術を教えてもらいました。
ムダを省くクセをつける!光熱費節約術10
1.水道のレバーは完全に水側にする
お湯と水が出るレバータイプの混合水栓は、レバーが右側にあるときは水のみですが、真ん中にある場合は、お湯も出ている状態です。お湯は限りなく低温で出ているので体感できませんが、ガス(電気)代がかかっています。水を使うときは完全に水側にしましょう。
2.エアコンは単体では使わない
エアコン単体だと、床付近が涼しくなるばかり。サーキュレーターで空気を循環させることで、効率よく部屋全体が冷えます。サーキュレーターの電気代は、1時間で1円未満。エアコン単体で使うより、併用した方が部屋全体が冷え、節電になります。
3.エアコンの設定温度を1℃上げる
1日9時間冷房する場合、1℃上げると、1シーズンで約940円電気代が安くなります。1日の使用時間を1時間減らすと、さらに約580円の節約に。夏は熱の約7割が窓から流入してくるので、よしずやすだれなどを使い窓の外側で日射を防げば冷房効率がアップします。
ちなみに冬は、暖房を1℃下げるとひと冬で約1650円電気代が安くなり、使用時間を1時間減らすとさらに約1260円の節約ができます。また暖気の6割は窓から逃げるので、床までしっかり覆う厚手のカーテンを併用すれば、より暖房効率もアップ。
4.「とりあえずテレビ」はご法度
テレビを見ないときに消すのは節電の基本です。なんとなくつけっぱなしにする習慣を見直しましょう。最近のテレビは待機電力が非常に少ないので、普段テレビを消すときはリモコンオフでOK。旅行などで長期間使用しない場合にのみ、主電源を切るかプラグを抜くようにするとよいでしょう。
5.“つけっぱなしがお得”は誤解。照明器具はこまめに消す
照明器具はつけるとき一番電力を使うと言われますが、実は...
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