- ハルメク365トップ
- 暮らし
- お金
- 無駄な労力も撲滅!本当に効果がある節約の心得3か条
年金家計の守り方・増やし方の大特集です。さまざまなものの値上げラッシュの時代に、「本当に効果のある節約術」をプロに聞きました。まずは、節約をする上で押さえておきたい3つの心得を覚えておきましょう。
教えてくれた人
藤山哲人(ふじやま・てつひと)さん
技術系家電ライター。あらゆる家電を実際に使い込んで比較し、「家電おじさん」の異名を持つ。雑誌での執筆の他、「マツコの知らない世界」などテレビでも活躍。
丸山晴美(まるやま・はるみ)さん
ファイナンシャルプランナー。節約術やライフプランを見据えた資産運用のアドバイスに定評がある。著書に『知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本』(宝島社)など。
Rinさん
整理収納アドバイザー。ケアマネジャー。大人の暮らし方を紹介するブログが人気。著書に『自分8割、主婦2割 心地よく暮らす 大人のラク家事』(KADOKAWA刊)など。
島本美由紀(しまもと・みゆき)さん
料理研究家、ラク家事アドバイザー、食品保存アドバイザー。食品保存のノウハウや簡単においしく作れる料理が人気。著書に『いつでもおいしい 冷蔵・冷凍保存術』(コスミック出版刊)など。
物価高を乗り越える賢い節約3か条
電気や食品をはじめ、多くのものが値上げをしています。「節約はしたいけれど、ケチケチはしたくない」と困っている人も多いでしょう。そんなあなたのために、その道のプロ4人に聞いた節約の心得を聞きました。
心得その1:節約は、限られたお金をよりよく使うための知的作業と心得る
ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんはこうアドバイスします。「節約は生活の質を下げるためのものではなく、ムダを省いて暮らしの満足度を追求するためのもの。ただケチケチするのとは違います」
心得その2:「思い付き」と「思い込み」こそムダ買いの根源
「節約の近道は『思い込み』を捨てること」。整理収納アドバイザーのRinさんはこう話します。「私は以前、洗剤をお風呂や窓など場所ごとに買っていましたが、濃度を調整しながらこまめに掃除をすれば一つでいいことに気付きました。管理も楽ですよ」。
家電ライターの藤山哲人さんも「最近の冷蔵庫やエアコンは節電効果が高く、古いものから買い替えても電気代の『おつり』がきます。長く使うだけが節約ではありません」と話します。
「思い付き」も節約の大敵です。「スーパーで珍しい食材を買ったものの、結局使い切れなかったということはありませんか? 思い付きでものを買うのはやめましょう」と料理研究家の島本美由紀さんは指摘します。
心得その3:かつての「お得」は今のあなたの「お得」にあらず
た、島本さんはこう続けます。「子どもがいる家庭にとっては『お得』な大容量の食材も、夫婦二人で食べ切れずに持て余せば『ムダ』になります」。節約の正解はライフスタイルによって変わります。
これから節約したい出費ランキング
以下は、ハルメク読者445人に聞いた、これから節約したい出費ランキングです。
1位 衣料費
2位 通信費
3位 水道・光熱費
4位 食費
5位 保険料
6位 交際費
7位 趣味・娯楽・教養費
2022年10月ハルメク編集部実施 Webアンケート結果 445人回答
次回からは、1位の衣料費から順に、ハルメク世代におすすめの節約法をご紹介します。値上がり分を取り戻しましょう!
取材・文=大門恵子、大矢詠美、松尾肇子(すべて編集部)、イラストレーション=平井さくら
※この記事は雑誌「ハルメク」2023年3月号を再編集しています
■もっと知りたい■
値上げに負けない!年金家計の守り方・増やし方特集
雑誌「ハルメク」
女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?