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2019年02月20日
キティちゃんと一緒にお仕事
専業主婦が憧れていたブライダル司会者へ道を切り開く。20年間、現役のブライダル司会者として仕事をし続けてきた過去や、これからのことを語ります。今回は仕事上で活躍している、キティちゃんグッズについてです。
サンリオのキャラクターのキティちゃんを、40年愛するキティラーです。正直、40年以上前の話なので、どんな理由でキティちゃんが好きになったのかは覚えていないのですが、この40年プライベート、仕事ともにキティちゃんと過ごしてきました。
私の仕事は結婚式の披露宴の司会者です。今までの記事でも書いてきましたが、ほとんどのお客様が私の子どもの世代となります。お客様からみると、ご両親の世代の私です。正直、コミュニケーションの糸口を考えてしまうことも多い中、キティちゃんの話題が取り持ってくれたお客様が本当にたくさんいらっしゃいました。「キティちゃんが好きです」とは自分から言ったことはないのですが、あちらこちらにキティちゃんがいるからでしょうか?
初対面の方にも「キティちゃんお好きですか?」と98%の割合で聞かれます(笑)。50を過ぎたおばさんが……と思われるでしょうが、今ではキティちゃんは大事な仕事の補佐役でもあります。
司会の現場はすべてが時間厳守です。仕事においてどの仕事も時間厳守は当たり前のことだと思いますが、私達の世界は特別だと思います
例えば午後の15時からの披露宴の場合、ブライダルシーズンですと、午前の11時から同会場で別の方の披露宴が行われる可能性があります。その場合13時30分にその披露宴が終わり、一斉にスタッフ総出で片づけます。そして15時には私が担当させて頂く披露宴が絶対始まります。その片づけの時間は、決して人にはお見せできない、すごい現場となっています。
また、私が担当させていただく15時スタ-トの披露宴は17時30分に終了します。その後、夜の19時から他のお客様の披露宴が始まる可能性もあるのです。あとのパ-ティーのお客様のために、絶対に定刻で終わらせなければなりません。でも、結婚式という大切なイベントです。たとえ1分だったとしても、定刻より早く終わらせるような失礼なことをしてはなりません。1分1秒、正確に、そして大切に進ませる責任があります。新人の頃から、とにかく時間に対して本当に厳しく言われてきました。
みなさんは接客時、相手に腕時計を見られて嫌な思いをしたことはありませんか? 腕時計を、チラッと見る。しかも、何回も見られると、急かされている気がしてテンションが下がりませんか?
時間厳守で1分1秒を大切にしなくてはいけない私達の仕事ではありますが、腕時計を見るのに本当に神経を注ぎました。
ですから、指時計に出会った時の興奮は今でも覚えています。しかも大好きなキティちゃんの指時計です。今では指時計なしには仕事ができないくらい大切なアイテムの一つになっています。
なぜなら、親指にはめていればマイクを持ちながらでも時間が見えるのです。打ち合わせの時でも、書きながらでも時間が見えます。お客様の前で袖をめくり時計を見る失礼な動作もなく、それでもずっと時間も見えているのです。
披露宴の時は、私が喋る後ろから何げなくスタッフが、マイクを持つ私の指時計を確認する姿も恒例となっていました。周囲の目を気にすることなく時計を見ることができるのは非常に便利です。
サ-ビス業の方はぜひ試してみてください。ブランドものでない本当にシンプルな指時計なら、雑貨店で1000円くらいで置いてあります。
次回は日常で行かせる接待マナーについてお話します。