“家のこと”を楽しく素敵にするヒントがいっぱい

もっとおうちを楽しもう-ドクダミ化粧水の作り方

公開日:2018.10.23

料理、お掃除、家庭菜園など、趣味である “家のこと”から、毎日の家事が楽しく、効率的になるアイデアやコツ、便利グッズをご紹介。今回はどくだみを使ったお手製化粧水のご紹介。庭のやっかいものが美肌アイテムに大変身!

きっかけは80代の方の「美肌の秘訣」

毎年、夏になると庭いっぱいに繁茂するドクダミ、抜こうものなら独特の臭いが指に付くやっかいものの雑草です。

10年ほど前は、園芸店に売られているのを見つけて驚いたものですが、今はドクダミ茶やドクダミ化粧水など市販のものにも利用される人気者です。庭の他の植物を圧倒するあの勢いをみていると、たしかに体によさそうな気がします。

 

ドクダミ化粧水を作るようになったのは5年ほど前。絵の教室のお仲間で80代のお肌のとってもきれいな方に「美肌の秘訣」を伺ったところ、ドクダミ化粧水を毎年作って使っているとのこと。次にお会いした時には小瓶に入れた原液を分けてくださいました。

ドクダミなら我家の庭にいくらでもあり、除草も兼ねて一石二鳥です。それ以来ドクダミ化粧水作りは毎年梅雨の頃の恒例の仕事になりました。実際使ってみると、お肌がしっとりとして美白作用もあるようで、なかなかいいです。

簡単♪ドクダミ化粧水の作り方

とっても簡単なので作り方をご紹介します。

収穫したドクダミの大きさや葉の付き具合、乾燥の程度、作る容量によって違うので、おおざっぱで大丈夫です。

<材料>
・ドクダミ(根っこから引き抜いたもの)30~40本くらい
・大きなガラス瓶(消毒済み)
・焼酎。私は度数25か35の紙パックの宝焼酎(1.8リットル)を使っています。
・グリセリン(小さじ1杯)

 

1.花が咲く頃(例年6~7月頃)のドクダミを根ごと抜きとり、洗います(根は後で束ねるのに便利です)。

 

2.束にまとめてひもで縛り、干して乾燥させます。パリパリにならなくても水分が抜けたらOK。

 

3.汚れたり虫食いのあるものを除きながら、葉っぱをむしり取ります。

 

4.大きなガラスびんや梅酒用の容器(消毒ずみのもの)に葉を1/3程度にぎゅうぎゅう詰にして入れ、上から25度か35度の焼酎をひたひたに注ぎ入れます。密閉し、冷暗所に置きます(冷蔵庫でなくてOK)。

 

5.3週間目位から使えますが、1年ほど置くと成分が出て濃い茶色の液になり完成です。

 

6.清潔なガーゼやリードペーパータオルで漉し、200ccにつきグリセリン(保湿剤)を小さじ1杯ほど加え、スプレーボトルに移して使います。

 

漉して残った葉っぱは別容器で冷蔵保存し、手やかかとに揉みこむようにして、有効成分を使い切っています。天然のものなので、まずは手や足、首すじのお手入れから使い、顔には少し薄めたものから使ってみて下さい。

美肌によいばかりでなく、抗菌作用があり、あせも、虫刺され、水虫などいろいろ効能のあるすぐれもののドクダミ化粧水、手近にドクダミがあるならぜひ試してみてください。

きっと、ドクダミ化粧水作りが梅雨どきの恒例行事になりますよ。

追記(他にもおすすめの手作り化粧水):
ドクダミ化粧水の前は、美肌水(尿素50g、水道水200㏄、グリセリン小さじ1)を作っていました。この原液を顔には10倍くらいに水道水で薄めて使います。私は冬のかかとのザラザラや手につけ、とても重宝していました。ただ、水を入れるので保存(冷蔵庫)状態によってはカビが生えやすいのが難点。早めに使い切ります。

手作り化粧水は、自分で作って自分で使う、そして最初は薄めて少量から試してみてください。

次回はおうちの楽しみ、「わたしのティータイム」のお話を!

 

ひなたぼっこ

2018年に結婚40周年となる夫と二人暮らし。5度の引越しを経て夫の生家をリフォームした今の住まいは14年目。趣味は料理、掃除、庭仕事と読書、絵や文章を書く事。どうすればより快適に暮らせるかを考え家事を楽しんでいます。若い時に大病したからこそ健康で美味しい物を美味しくいただける毎日に幸せを感じます。

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