唐津ひとり旅 その2

お城、焼き物、グルメ、そして漫画…唐津って楽しい!

公開日:2019.07.26

リアルタイムで手塚治虫を読み東映作品を見て育ち、累計鑑賞本数は1500本以上。「漫画・映画・アニメは私にとって酸素のようなもの」と語るK・やすなさんが溢れる漫画愛をつづります。前回に続き、唐津のひとり旅の様子をお伝えします。

旅先は今日も雨だった♪

前回の唐津旅1回目はこちら!「唐津ゲストハウス少女まんが館Sagaに行ってみた

 

雨女です。生まれた日は、気象上晴天率の高い特異日。

なのに、スキーに行っても雨が降ります。

極めつけは娘の結婚式で、強風、大雨のち雪、雷、隣りの県で震度5の地震と天界総出で祝福されてしまいました。
 
ですから、連れがいるときは申し訳なく思いますが、1人の時は気楽です。むしろ空いているので、常に雨天決行で、雨の日ならではの風情を楽しんでいます。

娘いわく「世間では、それを負け惜しみと言うんだよ(笑)」

もちろん今回も3日間傘が手放せませんでした。写真の出来がいまひとつなのも雨のせいにしておきます。

 

雨の唐津神社
雨の唐津神社

 

「ユーリ!!! on ICE」の聖地唐津

唐津駅に到着しました。改札口を出ると、「ユーリ!!! on ICE(ユーリ オン アイス)」のキャラクターがお出迎えです。

ユーリ オン アイス


「ユーリ!!! on ICE」とは2016年に放映された、男子フィギュアスケートの世界を舞台にしたアニメーション作品。

実在の元選手が本人役で吹き替えに出演したり、登場人物に合わせてプログラムの振り付けや作曲をしているので、アニメファンだけでなく、スケートファンからも注目された作品です。

主人公の勝生勇利の故郷・長谷津市のモデルが唐津市で、市内には特定できる場所がたくさんあります。
 
前回ご紹介した、唐津ゲストハウス少女まんが館Sagaの宿泊者も、聖地めぐりが目的の方も多く宿帳には、ユーリのイラストがたくさん残されていました。

館長さんも「ユーリたちが歩いた海岸はあの辺でね……」などと教えてくださいます。

二日目に昼食(イカ丼おいしゅうございました)をとった旅館のフロントでは、ずっとアニメを流していました。唐津城の展示室にもパネルがあるし、グッズも販売されています。ファンには堪らない場所ですね。
 

漫画を読まずに歩いてばかり

今回は、宿で漫画を読むのが目的なので、現地の下調べはほとんどしませんでした。でも旅先では歩き回るタイプなので、結局いろいろ見てしまいました。

末櫨館  縄文時代の菜畑遺跡の水田跡が残っています
末櫨館。縄文時代の菜畑遺跡の水田跡が残っています
曳山展示場 ユネスコ無形文化遺産に登録された曳山が勢揃い。迫力ある美しさに見飽きません。       唐津神社の隣
曳山展示場。​​​​ユネスコ無形文化遺産に登録された曳山が勢揃い。迫力ある美しさに見飽きません。

唐津は焼き物の街

陶磁器類がお好きな方や、茶道を嗜む方には、焼き物の街で知られる唐津です。

駅入り口の扉の取っ手も唐津焼なのもご当地ならではです。
 

駅ドア

駅近くの近代図書館での展示会
駅近くの近代図書館での展示会

唐津焼は、駅近くの物産館をはじめ、市内の土産物店や常設の窯元の店やギャラリーなどで手に入ります。

唐津焼

今回のお土産です。食器棚を買い替えた際、食器も少し断捨離したので、大物は目の保養にとどめて、買い物は箸置きやおちょこなどの小物にしました。塵も積もれば……という言葉もありますが(笑)。
 
左:鯛の豆皿。今年還暦の知人が多いので、気楽なお祝いの品用に数点買って
  会った時に配っています。

右:直径7センチ位の盃。

下:ナイフレスト。箸置きはよくありますが、これは珍しい。
 
幸運にも、焼き物祭りが開催中。遠方の窯元の作品も展示販売されていました。

有田焼のように陶石ではなく陶土で作る唐津焼は、作家ごとの個性がより感じられるように思います。
 
駅北側の商店街だけでなく、南側の木々の多い住宅地にも窯元が点在します。

江戸時代の窯跡。住宅地の裏手の小高い場所にあります
江戸時代の窯跡。住宅地の裏手の小高い場所にあります
現在の登り窯
現在の登り窯
こちらでナイフレストを購入
こちらでナイフレストを購入

なかなか漫画にたどり着きません。食べ物もイカ丼しか書いてないですね。

旅の残りのご報告は次回にて!

K・やすな

漫画、アニメ、映画鑑賞、読書が趣味の自称「オタクな主婦」。子どものころは考古学者か漫画家志望。美術館めぐりや街歩きも好きだが、基本的に単独行動。なぜか、どこへ行っても道を尋ねられる。好きな花はカワラナデシコ。

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