五色沼と猫魔温泉と山塩を求めて

TVの情報番組で特集していた、しょっぱい温泉（塩泉）から作るミネラルたっぷりの山塩をどうしても手に入れたくなりました。

海水から作る塩や山で採取できる岩塩とは、味も成分も全く違う塩だと言います。

薪で煮詰め不純物をピンセットで取り去る手作りの塩なので販売数に限りがあり、ネットで購入しようとしてもほとんど不可能です。

ちょうど温泉に行きたいと思っていたところでしたので、晩秋の五色沼を散策でき、猫魔温泉にも入れる、そして現地なら山塩も入手できるかもしれないと、裏磐梯レイクリゾートを予約しました。

裏磐梯レイクリゾートへのアクセス

最近旅行に出かける時は自家用車ではなく、公共交通機関を使って行ける場所を選んでいます。

今回は（2023年11月現在）裏磐梯レイクリゾート（以下ホテル）と東京駅の八重洲バスターミナルを往復するバスがついた宿泊コースにしました。

大型バスは乗客を乗せて8時50分に東京駅八重洲バスターミナルを出発。羽生SAと那須高原SAに停車し、13時過ぎにホテルへ到着。

帰りは13時30分にホテルを出発し、同じく2回停車し、東京駅バスターミナルに18時30分着（遅延もあり）。

来年（2024年）はこのバスの運行は未定ですが、猪苗代駅とホテル間は無料送迎バスがありますので安心です。もちろん自家用車用の駐車場もたっぷりあります。

ホテルの猫魔温泉

猫魔温泉は肌に優しい美肌の湯。

天然の保湿成分「メタケイ酸」の含有率がすごく高く、優しいお湯は本当に気持ちよかったです。うっすら茶色いぬるめのお湯は、ちょっぴり塩味がしました。

スロープを降りて行く露天風呂からは檜原湖が見えますし、夜はライトアップした桧原湖畔の林が幻想的でした。男風呂からは星も見えたそうです。

ホテルのお食事

1泊2食のバイキング付きのコースでした。

夕食は混雑しないように時間を予約し、決められた時間に入場。たくさんあるお料理を好きなものを好きなだけいただけるバイキングは、いくつになってもわくわくします。

実演コーナーは、牛肉ロールの串焼きと山菜の天ぷら。福島の郷土料理もありました。お腹が空いていたので、夕食は写真を撮る余裕もありませんでした。

朝食は好きな時間にとれます。夕食時は暗くてわかりませんでしたが、窓側の席からは桧原湖が眺められます。

朝ラーメンがあって、作り方がわからず戸惑っていたら前の方が教えてくれました。私の後ろは外国人、身振り手振りで伝えました。朝から国際交流？ ができたようで良い感じでした。体重計だけが心配な2食付きでした。

お部屋と展望ラウンジ

私の部屋は五色の森のスーペリアツインルーム。2階でしたが木立越しに檜原湖が見え、評判通りとても広くて良かったです。エレベーターまで少し遠いのですが、途中に檜原湖を眺める展望テラスもありましたので苦になりませんでした。

また、5階の展望ラウンジは檜原湖を一望できて一見の価値があります。

ゆったり景色をご覧になっていた年間何日もいらしている超リピーターのご夫婦から、ホテルができた当初のお話を伺いました。お値段をお聞きしてびっくり！ とてもお高いホテルだったそうです（今も迎賓館猫魔離宮はゴージャスなよう）。

あまりにも素敵なのでお二人のシルエットを後ろから撮らせていただきました。まさに一幅の絵画のようでした。

ホテルの売店

このホテルの売店はネットでの評価がとても高いので、どうしてなのか？ 行ってみてわかりました。そこでしか手に入らないご当地の特産品がたくさん並んでいるのです。

そしてお目当ての山塩も、運良く入荷日が金曜日でしたので、朝並べられたばかりの山塩をホテルの売店で購入できました。

ただしミルで挽くタイプの塩しかなく、しかも一家族一袋のみ限定販売。30g 540円という高価な塩でしたが、TVで見た通りとてもおいしかったです。

また、食用ほおずきや幻の果物ポポーをアレンジした珍しいジャムも購入できて大満足でした。

（つづく）

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