台湾へ行くなら、しておきたいこと私流
2023.09.092019年11月29日
海外旅行ツアーのチェックポイントをご紹介
得したい!海外旅行ツアーパンフレットの正しい見方
海外旅行ツアーパンフレットを比較する時に、何に気を付けてチェックすればお得に旅ができるのでしょうか?正しい見方を解説します。
まずは海外旅行パンフレットを読み込む
まずはパンフレット(以下パンフ)を入手しましょう。旅行会社の店頭に並んでいる小冊子です。今ではほとんどのツアーパンフレットを各社のウエブサイト上で見られます。それぞれの旅行会社にはカラーがあり、また同じ旅行会社の中にも格安や高級などいくつかブランドがあるところもあります。今回は業界大手のA社が販売している成田・羽田発「はじめての台湾3・4日間」というツアーを例に、パンフレットの読み方を説明しましょう。ツアーの概要は以下の通り。
ツアー名:はじめての台湾3・4日
出発日:2018年5月20~9月30日の毎日
代金:69,800~204,000円
日程:1日目 成田・羽田ともに午前発、昼過ぎに台北着。午後台北101、夜市訪問
2日目 市内観光、夜九份訪問
3日目 淡水観光、マッサージ体験 ※3日間のツアーはこの日に帰国
4日目 出発まで自由行動 午後~夕方発、夜成田・羽田着
現地空港の送迎ほか、現地日本語ガイドが添乗
食事:3日間 朝2、昼1、夕2/4日間 朝3、昼2、夕3
利用航空会社:チャイナエアライン(エコノミークラス)
利用ホテル:4つから選択
最小催行人員:1名
海外旅行ツアーで旅行代金が大きく変わる要素とは?
同じ内容のツアー代金の最低と最高で3倍近い差があります。これは出発日とホテルのグレードの違いによるもの。このツアーでは中級から高級まで4種のホテルを利用しており、例えば8月15日発の4日間ツアーでみると、中級ホテルは104,000円、高級ホテルは151,000円。1泊あたり約16,000円の違いがあります。
ホテルのグレードの違いは分かりやすいのですが、出発日による違いは非常に細かく金額が変動するので注意が必要です。パンフには色分けされたカレンダーと出発日ごとの代金が記載されています。
一般的にツアー代金が高くなるのは、ゴールデンウィーク、お盆前後、年末年始ですが、台湾のツアーの場合、日本の連休と連休前もピークになっています。また出発日が1日違っただけで(7/12と7/13)、6万円もの違い(高級ホテル利用の4日間ツアー)があることも。出発日に融通が利くなら、安い日を選ぶのがいいでしょう。
料金についてもうひとつ覚えておくべきは、ツアー料金はホテルの客室を2人以上で使う事を前提としていることです。ひとりで参加する場合、他のひとり参加の人と相部屋であれば不要ですが、ひとりで一室利用したい人は追加料金がかかります。
その他、旅行条件や覚えておくこと
海外旅行ツアーパンフレットの日程表の下にある「旅行条件」も見てみましょう。
ここで紹介しているツアーでは「利用航空会社」は決まっていますが、ツアーによっては書かれていない(決まっていない)ものもあります。食事については、機内食のほか、朝、昼、夕、何回ずつと書いてあります。このツアーだと朝食はすべてついています。最少催行人員とは、ツアーが行われる最小の参加者数のこと。このツアーは1名でも参加者がいればツアーが行われます。
日程表に具体的な時間ではなく目安となる時間帯が書かれていることがあります。出発便が決まっていなかったり、何かの事情ではっきりと時間が決められなかったりするときに使われるのですが、これも覚えておいたほうがいいでしょう。会社によって多少異なることがありますが、だいたい以下のような時間帯になります。
<時間帯>
キャンセルの条件も確認しておきましょう。
ツアー出発の何日前までならキャンセル料がかからないか、どのタイミングでキャンセル料が上がるかなど、パンフ最後のページには細かな字で書かれています。一般的には旅行開始日の30日前からですが、ピーク時のツアーの場合は40日前からキャンセル料が発生します。
海外旅行ツアーパンフレットの正しい見方・まとめ
パンフレットを読み込んでみると、いろいろなことがわかってきます。「確かに安いけれど、移動が多くて疲れそう……」とか、「3泊4日の日程だけれど、深夜到着で早朝出発だから実質2日だ」とか「出発を1日ずらせば、同じ値段で1ランク上のホテルに泊まれる」とか……。漠然としていた旅のイメージがどんどん具体的になっていきます。そして毎回しっかりとパンフレットを読み込むことで、旅の経験値も確実にアップしていきます。