新しくなった特急踊り子号で、伊豆の温泉巡りへ!
2020.04.152019年03月20日
水戸の梅まつりとおさかな天国の癒やし旅(後編)
水戸癒やし旅!ひたちなか海浜鉄道でお魚天国
大の鉄道好きマンガ家・文筆家のYASCORN(やすこーん)さんが、女性ひとりで気軽に行ける鉄道旅をご紹介します。水戸の癒やし旅後編は、神々しい日の出からスタート。パワースポット巡り、海の生き物、猫、そしてもちろんグルメ情報もてんこ盛りです。
大洗磯前神社の鳥居から昇る日の出
前編はこちら。「水戸の梅まつりとおさかな天国の癒やし旅(前編)」
今朝は5時半起き。服を着替え、歩いてすぐの海岸に急ぎます。
海上の岩の上に立つ大洗磯前神社「神磯の鳥居」から、太陽が昇ってくる瞬間を見るためです。こちらは神が降り立ったという言い伝えがある神聖な場所だそう。
寒い中、海岸沿いにはすでに30人以上の人々がずらりと待機していました。天気予報は晴れ、カメラの三脚を立てて待っている方も多く、美しい日の出に期待がかかります。
そして6時前、凍てついた空気を溶かすかのように地平線が明るくなりました。
なんという神々しさ! 岩にくだけ散る荒波、鳥居のシルエット、けあらし、すべてに見とれてしまいます。地平線に雲ひとつないこれだけきれいな日の出は年に3日ほどしかないそう。
すばらしいタイミングに出合えたことに感謝しつつ、大洗磯前神社にお参りします。856年創建とされる由緒ある神社の境内は、階段を上がった高台の上。中世の戦乱で荒廃したものの、近世になって、水戸藩主の徳川光圀・綱條により再興したそうです。
旅館に戻り、貸切の朝風呂へ。お風呂のある別邸は、どなたかのお宅のようないでたちでした。それもそのはず、もともと旅館オーナー個人の別荘として作られたものだそう。温泉ではありませんが、神社から出る湧き水を引いたもので、なんといってもこの絶景。シャッター式の窓を全開にして入るお風呂は本当に気持ち良かったです。
水族館のアクアワールドで駅弁も食べられます
さて、バスで「アクアワールド茨城県大洗水族館」へ移動。駅や宿で前売り券を買っておくと入館料が10%お得です。館内に入ると、大きな水槽が目に付きます。こちらでは時間ごとに水中カメラを持ったダイバーが大水槽の生物たちを紹介してくれるのです。アクアワールドはショーがたくさんあるので、プログラムの時間に合わせて行動するのがおすすめです。
実はこちらの入口前の売店にも、駅弁・万年屋の店舗があります。今日は「三浜(さんぴん)たこめし」を選びました。三浜というのは大洗、那珂湊、平磯の3つの浜の総称。三浜地区はたこの加工高日本一だそうです。たこが炊きこまれた風味良いおこわの上に、柔らかいたこが5切れ。やはりおこわが美味しいです。館内のカフェで買った地元の「常陸野ネストビール・ヴァイツェン(小菓子付き)」と共にいただきました。
館内は下の階から上へ上へと巡るのが基本ルート。その合間にショーをいくつか見ました。アクアワールドのサメは現在54種類、飼育種類数は日本一だそう。ちなみにエサを食べるサメが見られるのは1日1回のショーのみです。
小さい頃、初めてマンボウを見たときは、あまりのインパクトのためしばらく夢に出てきたほどでした。「マンボウはデリケートな魚で水槽の壁にぶつかってよく死ぬ」とその頃読んだ図鑑に書かれていたのを覚えています。こちらの水槽にも、壁にぶつからないようネットが張られていました。ちなみに自然界でのマンボウの餌はクラゲだそうです。
那珂湊おさかな市場で、安くておいしい海鮮を
...