気温差が大きい時季に活躍!コットン&リネンコーデ5
2024.10.252023年10月28日
不揃いの椅子が素敵なインテリアコーディネート
青木沙織里さんが集めたおしゃれなヴィンテージ椅子
ハルメクでもおなじみのモデル・青木沙織里さんの連載です。今回は、ヴィンテージ家具が好きな青木さんが集めた椅子コレクションをご紹介。一脚ずつこだわりがあって、楽しい、素敵なインテリアをご覧ください。
外国の雑誌で見たインテリアコーディネートに憧れて
我が家のダイニングテーブルは、イギリスのオールドパインテーブル。
若い頃から古い家具が好きで、20歳のときに西荻窪の家具屋さんで購入しました。外国のインテリア雑誌に載っていた、不揃いの椅子を取り入れたインテリアコーディネートに憧れて椅子のデザインはあえて統一せず、時間をかけて一脚ずつお気に入りを揃えました。
デザインは違ってもベースカラーだけは決めていて、他のインテリアともなじむものを選んでいます。
34年間愛用中のダイニングチェア
一番古い付き合いの椅子2脚。34年愛用しています。まだ現役ではありますが、つい背面に荷物をかけては倒すので、かなり傷だらけ……。ガタついて座り心地もイマイチ。
そろそろお休みさせてあげるか、リペアのタイミングかもしれません。
右側のダークブラウンの椅子は、ちょっと珍しい型押しのようなデザイン。
旦那ちゃんの椅子は、数年前に富山県を旅行中、ヴィンテージ家具屋さん「Trifle-worth Antiques(トライフルワース アンティークス)」で購入したチャーチチェア。 旦那ちゃんは大柄なので、チャーチチェアの中でも、背もたれが少し長めで座面も大きめのサイズを選びました。
安定感のある座り心地です。
ついテーブルの上に置いてしまうリモコンもこの椅子が来てからは、背面に付いている聖書を入れるポケットに収納しています。
私の椅子はERCOL chair(アーコールチェアー) のスティックバックチェア。京都のヴィンテージ家具屋さん「mumokuteki antique&repair」で購入しました。
他の家具ともなじみやすいシンプルなデザインを選びました。
一日中座って作業をすることもありますが、軽くてスーッと引きやすく安定感も抜群。私の良き相棒です。
大阪で新たに購入した男前な椅子
新入りの椅子は、2023年に大阪のヴィンテージ家具屋さん「70B OSAKA」で購入しました。座面の素材は使い込まれた木製のように見えますが、実は革製。
シュッと男前でハード過ぎない佇まいが気に入ってます。私の大きなお尻でもすっぽり包み込んでくれて、我が家にある椅子の中では一番座り心地がいい。
ベランダの椅子もヴィンテージ家具屋さんで購入
ベランダの椅子は旦那ちゃんの特等席。
この椅子も京都のヴィンテージ家具屋さんで購入しました。ブロカント(フランス語で古道具という意味)というよりジャンク品という方がぴったりの鉄製の椅子で、ところどころペイントが剥がれ何度も塗り直しされ、なんとも味わい深い佇まいです。
お店でも日向ぼっこをしてるかのように外に置かれていて、赤と白のコントラストが妙にかわいくて、満場一致で購入しました。
折り畳み式ですが、畳むにはトンカチ的なものが必要なほど硬いので、一度も畳んだことはありません。炎天下の日も悪天候の日も出しっぱなし。
そのせいか、元々置いてあったかのようになじんでいて、旦那ちゃんにとっては一番居心地が良くリラックスできる場所になっているようです。それもなんだか微妙ですが……。
長い年月をともに過ごしてきた愛着のある椅子。それぞれ時を経て、海を超えて日本にやって来て……。ご縁が繋がって我が家へ。
改めて考えるととっても不思議で、人のご縁と同じくらい貴重なこと。
手を加えながらこれからも末長く大切に使いたいと思います。たまに飽きたなぁ~とか言っちゃってごめんね。
青木沙織里
あおき・さをり カフェ巡りとあんこが大好き。19歳よりモデルを始め「nonno」などの雑誌、CM等を中心に活動。30代から「いきいき(現・ハルメク)」のモデルに。バッグ製作も行う。趣味はキックボクシング、ピラティス、陶芸など。グレイヘア育成中。インスタグラムは@blue_record365
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