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2021.05.132023年09月29日
食虫植物のランプ、ガラス標本……幻想的な世界へ
和歌山のギャラリー「norm」で味わう幸せな時間
ハルメクでもおなじみのモデル・青木沙織里さんの連載です。今回は、青木沙織里さんが和歌山県に訪れるたび必ず立ち寄るギャラリー「norm」をご紹介。店主の審美眼で選ばれた展示品は、見るだけで幸せな気持ちになるものばかりなのだそう。
和歌山の「norm」は唯一無二の素敵なギャラリー
和歌山市にあるギャラリー「norm(ノーム)」は、和歌山に訪れたら必ずと言っていいほど立ち寄るお気に入りのお店。
大正時代に建てられたレトロな洋館は、国の登録有形文化財になっていて、空間を味わうだけでも行く価値がある美術館のような素敵なギャラリーです。
建物の雰囲気と柔らかいお人柄の店主さん、そしてその店主さんの審美眼で選ばれたモノが調和していて、一歩入ると他にはない世界観に引き込まれます。
はいいろオオカミ+ 花屋西別府商店展の独特な世界観に魅了される
訪れた日は、
はいいろオオカミ+ 花屋西別府商店展
「Botantique」
が開催中でした。公式ホームページによると『はいいろオオカミ + 花屋 西別府商店 は「古」と「生」、対の要素が共存する一風変わったショップ』とのこと。 はいいろオオカミが日本・ロシアの「古道具」、西別府商店が「生花」の仕入を担当されているそう。たくさんのガラスの標本や植物のオブジェ、照明作品、ロシアのアンティークなどが展示されていました。
*Botantique とは、botanical とantique を合わせた造語だそう。
絵本に出てきそうな白い小さな家のオブジェガラスケースに閉じ込められた大量の綿毛。灯りに照らされどこか儚げで、なんだか切ない……。
アンティークの器には、野花や食虫植物、シャインマスカット?発想がすごい!
金のプレートに生けてあるのは、バラとささげ? ささげの相棒と言えば厚揚げ。
バラと組み合わせるとこんなに素敵になるなんて。異色のコラボにため息。
この空間だから素敵に映えるのか、家で真似てみたいけど、口の悪い旦那ちゃんに突っ込まれそう……。
凛とした佇まい。美しく整列したロシアのカトラリー。
至るところにロシアの古道具が散りばめられ、空間に溶け込んでいます。
植物でできたランプシェード「森の小さな灯」
併設された小さな部屋では、植物でできた「森の小さな灯」が展示されていました。作品はすべてオーダー。
ホタルみたいについたり消えたり点滅する優しい灯り。
こちらもたんぽぽの綿毛のオブジェ。 強く吹いたら飛んでいってしまいそう。
繊細な手作業に感動。
一つ一つ表情が違う食虫植物の灯りたち。痩せた子やお腹ぽっこりさんも。
食虫植物のガラスの標本。花のガラスの標本はどこかで見かけたことがありますが、食虫植物の標本を見たのは初めて。
だんだん海の生物にも見えてきました。
これだけたくさん並んでいると圧巻。
幻想的で見応えのある素敵な作品展でした。
ここを訪れるたびに私にとっていい刺激になり、非日常を味わえる唯一無二の場所になっています。
お迎えしたのは、食虫植物のガラスの標本
「バラとささげ」は難しいけど、標本なら素敵に飾れそう。 ってことで、小さなお気に入りを二つ連れて帰ることにしました。一つはクラゲみたいな子。もう一つは、離れてみると、ハートにも見える葉っぱが愛らしい子。
リビングのサイドボードに飾り、見るたびに幸せの余韻に浸っています。
お店の情報
norm
住所:和歌山県和歌山市小野町3-43 旧西本組本社ビル 1F
電話:073-499-8867
展示期間のみ営業
※展示情報は、Instagramをご確認ください