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- 人生相談:結婚にこだわらないけどパートナーは欲しい
「50代からの女性のための人生相談」は、読者のお悩みに専門家が回答するQ&A連載。今回は56歳女性の「結婚という形にはこだわらない、老後のパートナーの探し方を教えて!」という相談に、夫婦問題カウンセラーの岡野あつこさんが回答します。
56歳女性の「老後のパートナーの探し方」についての相談
私は現在、母と二人暮らしをしています。父は少し前に亡くなりました。今、母は元気ですが、いつ介護が必要になるかがわからない状況です。
私も活動的になる躁(そう)状態と、気分が落ち込む鬱(うつ)状態を繰り返す双極性障害(そうきょくせいしょうがい)を持っていて、心配がつきません。
こんな状況ではあるのですが、老後を一緒に過ごせるパートナーが欲しいな……と思うのですが、どうしたらいいのかがわかりません。
結婚という形にはこだわっていないのですが、パートナー探しの方法を教えてほしいです。
(56歳女性・シーランさん)
岡野さんの回答:自身の体調がいいタイミングで動き始めて!
夫婦問題カウンセラーの岡野あつこです。
56歳独身のシーランさん、この時期に老後を一緒に過ごすパートナーが欲しくなったというのは自分の幸せを考える上でもいいことだと思います。
お父様が亡くなり、シーランさんと二人暮らしのお母様はお元気のご様子。とてもありがたいことです。たぶん、お母様は80歳前後なのではないでしょうか。高齢社会となってる今、あと5年や10年はゆうに元気で暮らせる時代です。
女性は伴侶である夫が亡くなると一時期は悲しくも寂しくもあるものですが、大概の熟年女性はそこから若々しく元気になって長生きする人が多いようです。
そんな中でお母様の心配はまずは置いといて、シーランさん自身の56歳独身のこれからを考えるのはとても重要なことです。
これから来たるべき母親の介護を見据えるからこそ、一人で何もかもやっていく心配が重なるのは無理のないこと。双極性障害も心配ではありますが、体調のいいときに善は急げ!早く心を満たせるように、パートナーを見つけて幸せになる準備に入りましょう。
明るく前向きに!期間を決めてパートナー探しを
初婚か再婚か書いてはありませんが、かつて私も36歳で離婚をし、必死にがんばって生きて、子育ても終わった56歳で再婚したことがあります。
2023年には芸能界でも、バツイチの新山千春さんがマッチングアプリでロサンゼルス在住の素敵な男性と結婚したことが話題になりました。
マッチングアプリは安価で誰でもが利用できる恋愛、結婚ツールとなりました。調べてみるとアプリの数も利用してる人も多く、口コミでもいろいろわかります。
シーランさんは独身ですから、結婚相談所の門を叩いていい人を見つけるということもできるでしょう。
“友人の紹介で出会えた”“趣味のサークルでパートナーが見つかった”という人もいます。占いで「○年以内に見つかります」と言われ、それを信じて、その間すごくがんばって見つかったとか、神社で願い事したらいい人と出会ったという人たちもいました。
どれもこれも前向きに受け取り、諦めずに、実際に行動した人が、結果的にパートナーを見つけられています。
とにかく黙って待ってパートナーを探し出すというのは難しいものですし、やみくもに出掛けて行っても、必ず見つかるものでもないです。
パートナーを求める男性の立場から言うと“不安がって前向きでない人”“すぐに諦めちゃうような人”との恋愛や再婚は、望むところではないのです。
明るく前向きに恋愛や結婚を意識して「恋人やパートナーが欲しい」と強く鮮明な願いを持って輝く女性でなければ魅力的に見えないでしょう。
こういうことを意識して出会えるような前向き体質になるために、期間(まずは1~2年)を決めて、諦めずにいろんな出会い方を試してみましょう。
そして、自分の性格や求めるお相手の見つかりそうな方法を決め、集中して愛を求めていくといいのではないでしょうか。がんばりましょう。
回答者プロフィール:岡野あつこさん
おかの・あつこ 夫婦問題研究家、公認心理師。離婚診断士(R)。NPO日本家族問題相談連盟理事長。
自らの離婚経験を生かし、夫婦の問題に悩み苦しむ人を一人でも多く救いたいという思いから、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。30年間で3万5000件以上の相談を受け、その成功事例ノウハウを数多く持つ。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』(サンマーク出版)がある。
・離婚相談救急隊運営
・YouTube「岡野あつこチャンネル」
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