横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾・23

ほっそり二の腕に見せる!薄着シーズンの体型カバー術

公開日:2022/05/10

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ファッションデザイナー・横森美奈子さんが50代からのおしゃれのコツをアドバイスする連載企画。今回のテーマは、薄着シーズンに知っておきたい体型カバー術です。二の腕をすっきり細く見せられるトップスの袖の形や長さは必見です!

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薄着の季節にカバーすべきは二の腕!

薄着の季節にカバーすべきは二の腕!
「4人の孫のためにも、きれいなおばあちゃんでいたいです」と話す読者モデルの山本智子さん(写真左)

「薄着になる夏は、お腹まわりが気になります。細い人が着ると素敵な服も、太っていると、いまいち素敵に見えなくて……」と話すのは、読者モデルの山本智子さん(73歳)。お腹をカバーしつつ素敵に見える着こなしが知りたいと言います。

そんな山本さんの手持ちのフレンチ袖の服を見て、横森さんは「山本さんがカバーすべきは二の腕では?」と指摘します。

「袖の形と長さはすごく重要。体型の印象まで大きく変えますよ」と横森さん。「山本さんが普段よく着ているフレンチ袖や半袖は、実は二の腕の太さを強調してしまいます。なぜ二の腕の見え方に注意が必要かというと、ふくよかな丸いラインが体型の印象につながってしまうからです」と言います。

山本さんは「ノースリーブよりは腕が隠れるからいいかな、と思って着ていました。逆効果だったなんて!」とびっくり。

すかさず横森さんが「鏡を見るとき、いろんな角度から全身を見ていますか?」と質問します。すると「いいえ、正面だけです」と山本さん。

「他人からは、ありとあらゆる角度から見られているのですよ。だから鏡もそうやって見なくてはね!自分の体を客観的に見るために、鏡から1.5m離れ、いろんな角度でチェックしましょう。見る距離が近いと自分が嫌なところだけに目がいって、全体でのバランスを把握できませんから」と横森さんはアドバイスします。

二の腕を細く見せられる袖の形や長さは?

二の腕を細く見せられる袖の形や長さは?

山本さんがよく着ているフレンチ袖は、実は二の腕が太めの方には不向き。服の全体的なフィット感も、お腹を目立たせます。

また、ぴたっとした半袖は二の腕が一番太いところで切れて太さを強調。「夏は半袖」と決め込まず、自分の二の腕と相談してみてください。

おすすめはフレア袖!体の見え方が違います

おすすめはフレア袖!

袖丈が長くても、袖口が広く通気性がよければ暑くありません。フレア袖なら肩から二の腕がストンときれいに見え、年齢が出る肘も隠せて一石二鳥です。

ドルマン袖やノースリーブも◎

ドルマン袖やノースリーブも◎

ドルマン袖も、腕の太さを拾わず、すっきり見えます。全体の分量もあるドルマンは、お腹のあたりでブラウジングすると着痩せ効果も。

意外かもしれませんが、ノースリーブもOK!腕の全長を出して縦長ラインにすることで、体全体の印象がすっきりして見えます。

小物のアクセント効果でおしゃれな印象に

小物のアクセント効果でおしゃれな印象に

帽子やストール、カラーバッグなどの小物のアクセントをプラスすると、おしゃれな印象を与えるだけでなく、お悩み部分もさらに目立たなくなります。

ドルマン袖はボトムの分量に注意

ドルマン袖はボトムの分量に注意
【Before】山本さんのいつもの着こなし→【After】膝丈スカートや細めのパンツの方が好相性

「安心感があるから……」と、なにかとロング丈の黒スカートを合わせてしまうという山本さん。「きれいな色が気に入っている」というドルマンも、色が派手な分、いつも無難に黒のロングスカートを合わせていて、上下ともゆったりしていて重たい印象です。

横森さんは「実は黒はとても強い色。下に黒を持ってくると、ずどーんと重たく見えるのに加え、上が明るい色だと上下が分断されて、全然着痩せして見えません。そして、洋服の面積=体の面積なんです。トップスにボリュームがあるときは、ボトムの分量に気を付けて」とアドバイスします。

そこで、スカートを明るい色の膝丈に変えてみると、下半身のボリュームがダウン。トップスの裾が浮いている分、お腹まわりも目立ちません。

山本さんは脚が細いため、細めのパンツもおすすめです。パンツスタイルとロングネックレスの縦長ラインで、背も高く見えます。

ロングネックレスは布ビーズが軽くておすすめ

ロングネックレスはつけるだけで上半身が着痩せします。布ビーズが軽くておすすめです。

「甘さ」×「辛さ」のミックスコーデも素敵

他にも山本さんには「手持ちのパステル調のスカートを素敵に着たい」「あまり着ていない花柄の服を素敵に着たい」など、おしゃれの悩みが。そんなときは、すっきりシャープなシャツを羽織ればOK!「甘さ」×「辛さ」のミックスコーデで、今風に着こなしましょう。

「甘さ」×「辛さ」のミックスコーデも素敵
【Before】山本さんのいつもの着こなし→【After】透け感シャツで爽やかに&濃い色のインナーで引き締め効果を

上の写真の左側は山本さんのいつもの着こなし。パステル調のふわっとしたスカートは太って見えやすく、白い短いトップスと合わせるとお腹や下半身が気になります。

上の写真の右側のように、ハリ感のあるシャツと濃い色のインナー、さらにロングネックレスをつけると、着痩せとおしゃれを両立できますよ。

柄のワンピースには明るい色の大きめシャツをプラス 
【Before】山本さんのいつもの着こなし→【After】明るい色のシャツで元気でカジュアルな印象に

上の写真は、抜け感があり素敵な柄のワンピースですが、上半身がピタピタでお腹まわりが気になり、あまり着ていないそう。

そこで、明るい色の大きめシャツをプラスして、元気でカジュアルな印象に!シャツをお腹の上で結んでばっちり隠した上に、素敵になりました。

挑戦した山本さんの感想は? 

服でこんなに体型が変わって見えるとは!自分のおしゃれに自信がなかったのですが、だからこそ「ちゃんと鏡をよく見て確かめる」ことが大事だと知り、とても勉強になりました。早速実践してみます!

構成=塚本由香(ハルメク編集部) 撮影=日高奈々子 ヘアメイク=木村三喜

※この記事は雑誌「ハルメク」2021年6月号に掲載された内容を再編集しています。

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横森 美奈子

よこもり・みなこ 1949(昭和24)年生まれ。BIGIで「MELROSE」等のチーフデザイナーを歴任。2002年「smart pink」ブランドディレクター、13年にはショップチャンネルで「MINAKO★YOKOMORI」を開始。おしゃれに関する本も多数出版。

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