ちゃおさんの食養生プログラム#2

10年のがん闘病から53歳女性が考案した食養生、7日間の献立とは?

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10年のがん闘病から53歳女性が考案した食養生、7日間の献立とは?

25歳でがんを発症し、子宮と卵巣を全摘。10年に及ぶ闘病生活を経験したちゃおさんは、食事を見直して、生き方も大きく変わったといいます。そんなちゃおさんが考案した7日間の食養生プログラム「やさしい毒出し7Days」の考え方を紹介します。

教えてくれたのはちゃおさん

教えてくれたのはちゃおさん

1972年12月生まれ。98年、 25歳でがんを発症し、10年に及ぶ闘病生活を経験。2008年、病をきっかけに“生き方と食べ方”を大きく転換し、ヨガインストラクターとして活動を開始。同時に養生学や栄養学を探求。

自宅サロン「マラエ」にてセルフケアを提唱。25年9月にはオンラインサロン「ちゃおアカデミー」を開講。ハルメクアンバサダーとしても活動中。

肝・腸・腎をやさしく目覚めさせる1週間

肝・腸・腎をやさしく目覚めさせる1週間

食べることで、体と心を“白”に戻す。

現代を生きるわたしたちは、添加物や過多な情報、揺れ動く感情まで、あらゆる「ノイズ」を日々知らず知らずのうちに取り込んでいます。

わたしが提唱する「やさしい毒出し7Days」は、それらをいったん鎮め、あなたの中に眠る“本来の感覚”を取り戻すための1週間です。

わたしたちは自分にやさしくしようとするとき、つい、「がんばったご褒美」を探してしまいます。甘いケーキ、おいしいお酒、強い刺激。その瞬間、確かに気持ちは軽くなり、脳は快楽を感じます。

けれど、それが単にドーパミンを出して一瞬の快楽を得るだけのものなら、それは「自分へのやさしさ」ではなく、未来の自分を犠牲にした「甘やかし」かもしれません。

「疲れた=甘いもの」「ご褒美=お酒」

脳が記憶したその回路は、静かに進行するドーパミン依存となり、気づけばまた次の刺激を探してしまう――。そんなループから、一度そっと降りてみませんか?

本当の意味で自分を癒やすというのは、未来の自分を整える行為です。体を温めるみそ汁を作ること。早く寝て、朝の光を浴びること。少し背筋を伸ばして呼吸を整えること。

それらは決して派手なご褒美ではありません。けれど、確実に未来のわたしをやさしく育てる行為です。一瞬の快楽ではなく、積み重ねる安心を選んだとき、わたしたちはようやく「自分にやさしくする」という本当の意味を生き始めます。

「やさしい毒出し7Days」の食事は、内臓を働かせる“作業”であると同時に、内臓を癒やすための“リハビリ”です。消化にかけるエネルギーを最小限にし、修復と再生を最大限に。朝・昼・夜をそれぞれの臓器に捧げる構成にし、体の三大排出ルートである「肝臓・腸・腎臓」をやさしく整えていきます。

同じリズム、同じ食材、同じ時間。淡々とした繰り返しが、体に静寂を教えます。鎮まった体からしか、本当の声は聞こえません。

これは、食べる瞑想であり、食べるデトックス。7日後、きっとあなたの心は透き通り、「おかえりなさい、わたし」と、素直な自分に再会できるはずです。

7日間の人間の基本に立ち返る食事で起こる体と心の変化

【7日間のリズムの流れ】

日数 体の変化 心の変化
1〜2日目 胃腸が軽くなり、体温が安定  思考が鎮まり、焦りが減る
3〜5日目 肝が動き出し、排出が始まる  感情が落ち着き、やる気が戻る
6〜7日目 腎が整い、むくみや疲労感が軽減  “戻ってきた自分”の感覚が生まれる

【Chao’s memo】

やさしい毒出し7Days」の献立は、いわば人間の基本に立ち返る食事。もし、わたしたちがコンビニもデリバリーもインスタント食品もない時代に生きていたら、こういった食事をしていたと思うんです。

7Daysを実践すると、自然と「甘いもの」「小麦」「悪い油」「乳製品」を控える食生活を送ることになります。これらは摂りすぎるとデトックスの妨げになるため、わたしの普段の食卓でも登場することがほとんどない食べものたちです。

でも、「これを食べてはいけない」と意識しすぎると、食を楽しむ気持ちを奪ってしまうかもしれません。制限ばかりに目を向けると、苦しくなってしまうからです。

本来、食べることは喜びであり、感謝の循環のはず。だからわたしは「制限」ではなく、「自分を大切にするための選択」を優先したいと思いました。たまに嗜むくらいなら、むしろ心の養生になることもあります。ですから、7Daysでは、ぜひ「食べることの喜び」にフォーカスしてください。

7日間、毎日同じ献立で食べ続けるのが基本

7日間、毎日同じ献立で食べ続けるのが基本

7Daysでは、毎日同じ献立を繰り返します。これは、毎日同じものを食べることで体がより順応し、解毒スイッチが入りやすくなるからです。また、毎食ごとに献立を考えるストレスからも解放されて、より自分自身のケアに集中できる点もメリットです。

このあと説明するベースの献立を基本に、朝のたんぱく質と昼の主菜は肉もしくは魚から選び、7日間同じメニューを食べ続けます。夜は黒豆粥のみ食べて、腎を整えます。

朝:たっぷりの野菜で生命力を取り入れて「のっけサラダと毒だし白湯」

7日間、毎日同じ献立で食べ続けるのが基本

のっけサラダ:ベビーリーフ・野菜の酢漬け・ひじき・発酵食品・卵
たんぱく質は肉or 魚どちらかで7日間通す

昼:作り置きできる一汁三菜「整膳〇彩(せいぜんまるさい)」

7日間、毎日同じ献立で食べ続けるのが基本

整膳〇彩:雑穀ごはん・酢の物・常備菜・発酵食品・みそ汁
主菜は肉or魚どちらかで7日間通す。

夜:毒出しのキーポイントに!「黒豆粥」

7日間、毎日同じ献立で食べ続けるのが基本

黒豆粥のみで7日間過ごす。

3食ともできるだけ毎日同じ時間に食べるのがポイント。この献立をそのままマネして7日間繰り返すだけ!

満足するまで食べない。食べる量は「腹八分目」

いざ7Daysを始めようとしたときに、難しく感じるのが「食べる量の調整」だと思います。体型や運動量によって適量は変わってきますが、まずは「腹八分目」を目指しましょう。

満足するまで食べるのではなく、「あと一口、二口食べたいな」と思うところで箸を止めるのが正解です。

ここで大切なのは「食べ方」です。早食いは満腹サインに気づく前に食べすぎてしまい、せっかくの治癒力を「消化」で使い果たしてしまいます。一口30回程度、ゆっくり嚙んで味わうこと。そうすれば、「腹八分目」の心地よいラインが自然と見えてくるはずです。

空腹を恐れる必要はありません。わたしたちは普段、空腹を感じるとすぐに何かで満たそうとしがちですが、実は「お腹が空いている状態」こそが、体にとってのスタンダードなのです。

夜、お腹が空いた状態で眠りにつくと、翌朝はお腹ペコペコで目覚めるはずです。これこそが、本来あるべき姿です。「朝は食欲がない」という人は、夜の遅い時間や、体が求めていないタイミングで食べてしまっているからです。

それでも「どうしても物足りない」と感じたら、お昼のごはんやみそ汁を少し増やして調整してみてください。また、お腹が空くのはたんぱく質不足のサインかもしれません。そんなときは、卵や鶏肉といったたんぱく質の食材を一口増やして様子をみてください。

また、空腹で眠れないときは、ストレスで神経が高ぶっているのかもしれません。はちみつや甘麴を入れた温かいお白湯をゆっくり飲んでみてください。甘みと温かさが自律神経をゆるめ、心とお腹をやさしく鎮めてくれます。

この7日間は、あなただけの「適量」と「本来のリズム」を見つける、大切な観察期間なのです。

※効果には個人差があります。試してみて合わない場合はおやめください。
※本記事は、書籍『私らしく生き直す やさしい毒出し食養生レシピ』より一部抜粋して構成しています。


次の記事では、ちゃおさんの食養生プログラム「やさしい毒出し7Days」を続けるためのコツとNGを紹介します。

■「ちゃおの食養生プログラム『やさしい毒出し7Days』」をもっと読む■

#1:25歳でがんを経験した53歳女性が10年の闘病でたどり着いた食養生

#2:10年のがん闘病から53歳女性が考案した食養生、7日間の献立とは?

#3:53歳女性が闘病経験で見つけた7日間の食養生「8つの習慣と3つのNG」

#4:日々の疲れをリセット!7日間で体のリズムを整える白湯と黒豆粥のレシピ

もっと知りたい方は『私らしく生き直す やさしい毒出し食養生レシピ』ちゃお・著、 KADOKAWA刊を読む
 

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HALMEK up編集部

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