50代で読書を楽しみ続けるために

本が読めなくなった50代の私。救ってくれたのは、目と耳の「二刀流読書」

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 本が読めなくなった50代の私。救ってくれたのは、目と耳の「二刀流読書」

本が大好きだったのに、50代になって目の疲れや集中力の低下から、最後まで読めない本が増えました。そこで始めたのが、紙の本とオーディオブックを使い分ける「目と耳の二刀流読書」。読書時間や本代、メリットとデメリットを実体験から紹介します。

 本が好きなのに、最後まで読めなくなった

本が好きなのに、最後まで読めなくなった

好きなことを仕事にしたいと、50歳から始めたインスタグラム。真っ先に浮かんだのは本の紹介でした。

本なら毎日読むからネタが尽きない! そんな自信があったのに、気付けば、数ページ読んではスマートフォンを触ったり、目が疲れてぼーっとしていることも。

あれ? 私、以前のように読書に没頭できてない?

読書体力の低下に落ち込みながら、集中力が続かない原因を考えてみました。すると過去の生活習慣に思い当たることがありました。

子育てや介護で、自分の時間はいつも細切れ。「ママー」と呼ばれたらすぐに反応。料理をしながら子どもの話を聞き、洗濯物の段取りを考えるなどマルチタスクに慣れていました。

そんな私が夜の子どもへの読み聞かせをしながら思っていたのは「誰か私のために本読んでくれないかな?」

そしてそのサービスに出会ったのは50代でした。

耳で本を読むことは、私にとって意外と自然だった

耳で本を読むことは、私にとって意外と自然だった

20代の頃、語学の勉強で音声教材をよく聴いていました。40代で資格取得に挑戦したときも、家事をしながらYouTubeの解説を聞き流し。以前から耳で学ぶことに慣れていたのです。

本の朗読アプリがあると聞き、試してみたのはAmazonのAudible(オーディブル)。月額1500円で、オーディオブックやポッドキャストなどの対象作品を聴き放題で楽しめます。

朗読は俳優さんや声優さんをはじめ朗読のプロ。初めて聴いたとき、これは聴く映画ですか?と思うほど臨場感があり、すぐこのアプリに夢中になりました。

「目」で45分「耳」で2時間半!スケジュールは?

「目」で45分「耳」で2時間半!スケジュールは?

私の読書時間はこんな感じです。

【目(紙の本)を使う読書時間:計45分】

朝読書:10分
電車通勤の待ち時間:5分
電車内:10分
寝る前:20分

【耳(オーディブル)を使う読書時間:計2時間30分】

朝食やお弁当づくりをしながら:20分
通勤中の歩き時間:20分
洗濯物を干したりたたんだりしながら:15分
スーパーでの買い物中:20分
トイレやお風呂の掃除をしながら:15分
夕飯づくり:30分
食後の片付け:20分
寝る前のストレッチ時間:10分

インスタグラムで読書アカウントを運用しているとはいえ、平日は仕事もありまとまった読書時間がとれていませんでした。でも耳読書を取り入れてからは、読書時間をあえて確保せずにこれだけ聞けるようになったのです。

新刊は紙で、迷った本や過去の大作は耳で

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1か月間に読んだ紙の本、1万円以上使う月も

私の本を選ぶ基準はこんな感じです。

新刊や今すぐ読みたい本、オーディブルになっていない本は書店で購入。

ちょっと迷った本や過去の大作はオーディブルで。毎週10作品ほどタイトルや冒頭を試し聴きし、週に3冊ほどのペースで耳読書を楽しんでいます。

 新刊は紙で、迷った本や過去の大作は耳で
1か月間に視聴したオーディブルの本リスト

耳読書にも、メリットとデメリットがある

耳読書にも、メリットとデメリットがある
munana / PIXTA

3年以上使ってみて、耳読書にはメリットとデメリットの両方があると感じています。

メリットは、両手を使いながら聴けることです。料理をしながら、洗濯物をたたみながら、歩きながら、読書ができる。家事や移動がそのまま読書時間になります。

目を使わずに本を楽しめること、冒頭を聴いて本を選べること、倍速で時間を短縮できること、スマートフォンで何冊も持ち歩けることも便利です。

一方で、耳読書には苦手なこともあります。

ページを戻したり、先に進めたりするのは紙の本ほど簡単ではありません。飛ばし読みもしにくく、読み返したい場所を探すのにも時間がかかります。集中力が途切れると、内容を見失いやすいこともあります。

図表や資料が多い本、相関図を確認しながら読みたい本、文章そのものを味わいたい本は、やはり紙のほうが向いています。

耳読書にも、メリットとデメリットがある

耳読書に向いているジャンルは?選び方のコツ

耳読書に向いているジャンルは?選び方のコツ
taniascamera / PIXTA

耳読書に向いているジャンルを聞かれることがあります。

私自身は、小説、エッセイ、ビジネス書、自己啓発書など、ジャンルを問わずオーディブルで聴いています。

個性あふれる朗読で、ジャンルによる向き不向きは感じません。ミステリーも後半に行くにつれ臨場感が増し、寝る前に聴きながら結末が知りたくて夜更かししてしまうのも紙の本を読むのと同じです。

しいて言うならば、初心者さんにはエッセイや短めの実用書、会話のテンポがよい小説は入りやすいと感じます。家事や移動中に聴いても内容を追いやすく、細切れの情報でも頭に入りやすいからです。

「冒頭がすっと入ってくるか」「朗読の声やテンポが合うか」

合わないと感じたら、無理に聴き続けず別の本へと多読を楽しめるのも耳読書のメリットです。

耳読書に向いているジャンルは?選び方のコツ

まとめ

まとめ

私は、昔のように長時間集中して読めなくなった自分を、少し残念に思っていました。

でも、耳で聴く読書を取り入れたことで、一冊を読み終える喜びが戻ってきました。家事や移動の時間にも本を楽しめるようになり、読書がまた日常の中に戻ってきたのです。

年齢や暮らしの変化に合わせて、読み方も変えていい。紙で読む日も、耳で聴く日もある。

「目と耳の二刀流読書」は、私にとって読書を無理なく楽しむための新しい習慣です。以前より本が読みにくくなった方の、読書が身近になるきっかけになれば幸いです。

※記事中の情報・金額は2026年8月現在のものです

まいこ

まいこ

4人の子を育てる専業主婦から、実母の介護と看取りを経て、資格取得など迷走しながら50代からSNSに挑戦。Instagram(@maiko_books)で「50代読書主婦の惚れる言葉に出会える本紹介&選書」をテーマに、がんばる女性を応援する本や書店の売れ本情報を紹介している。

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