ニキビ跡、傷痕の種類別の原因と対策

ニキビ跡や傷痕の赤み、ケアする方法は?

公開日:2018/08/08

更新日:2020/08/21

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ただでさえ水分量が減って肌がごわついているのに、若い頃にできたニキビ跡や傷痕の赤みまでも、自力回復するのはかなり困難です。ニキビ跡(痕)や傷痕の種類と対策、皮膚科でどんな処置が受けられるのかを知り検討してみましょう。

肌の傷跡を直す

ニキビに悩まされるのは30代まで。その後もニキビ跡(痕)の悩みは続く

10代では皮脂分泌による思春期ニキビ、20~30代半ばでは、ホルモンバランスの乱れによる、大人ニキビに悩まされる方も多いでしょう。40代になると、たまに1、2個ニキビができる程度になります。しかし、ニキビができなくなった年齢になっても、ニキビ跡(痕)に悩まされている人もいるでしょう。

ニキビ跡(痕)は、ニキビの炎症が長期間に及ぶほど残りやすいため、ニキビ跡(痕)を残さないためには、そもそも早めのニキビ治療を行うことは大切です。

ニキビ跡(痕)の種類は、大きく3つに分けて考えられます。

赤みがあるニキビ跡(痕)の原因と対処法

ニキビによる炎症や、ニキビをつぶすことによって肌の真皮まで傷つくと、真皮の中にある毛細血管から出血してしまいます。皮膚の中で、血液がしみ込んだ場所が赤くなります。

また、表皮や真皮がダメージを受けるとその部分が薄くなり、その下にある血管が透けて見えやすくなります。その上、傷ついた毛細血管は拡張しやすくなるので、その場所が赤く見えることになるのです。

通常3~6か月ほどで自然と赤みは引きますが、それ以上長引くこともあります。

セルフケアであれば、抗炎症作用があるアスタキサンチンが含まれる化粧品を使うと改善が早くなるのでおすすめです。

また、赤みを抑えるためには病院で処方される、鎮炎効果がある亜鉛入りの軟膏を塗るといいでしょう。皮膚の表面上で炎症が起こっていない状態でも鎮静効果はあります。

普段は赤みが出ていないけれど、お風呂上がりや飲酒後に、傷跡やニキビ跡(痕)が赤く出てくることはありませんか?

お風呂上がりや、お酒を飲むと血流がよくなり、毛細血管が拡張されることによって、顔や体が赤くなります。一度傷跡がついた場所の毛細血管は、血管自体が拡張しやくなっているので、かつてできたニキビの跡の赤みが目立つことがあります。こちらも時間がたてば、いつか治るでしょう。

ニキビ跡(痕)以外にも赤みの原因として、二キビのできやすいところにできる「酒さ(しゅさ)」、通称「赤ら顔」と言われる皮膚の病気もあります。「酒さ」の根本的な原因はわかっていませんが、皮脂の分泌過多は必ず関係しています。中高年を中心に見られることが多く、血管が開いて赤みが出る症状と、毛穴が炎症を起こしてブツブツになる症状があります。塗り薬、飲み薬、レーザー治療などの組み合わせで治療します。

茶色っぽく色素沈着したニキビ跡(痕)の原因と対処法

皮膚は炎症を起こすと、その傷痕部分にメラニンが作られ「色素沈着(シミ)」になります。赤ではなく茶色い痕であれば、それは炎症後の色素沈着です。数か月から1年ほどで消えていくものですが、肌質、炎症の強さなどによっては残ってしまうこともあります。

セルフケアの場合は、メラニンの過剰生成を抑制し、肌にメラニンを溜め込まずにスムーズに排出する手助けをする化粧品で、美白ケアを心がけましょう。ビタミンC誘導体入りや、ハイドロキノンやトラネキサム酸など、美白成分の配合された化粧品を用いるといいでしょう。

 

瘢痕になったニキビ跡(痕)の原因と対処法

瘢痕はいわゆる傷痕のことで、肥厚性瘢痕と陥凹性瘢痕があります。陥凹性瘢痕のことを一般的にクレーターと呼びます。部位により、ニキビが治った後の傷はくぼんだり盛り上がったりします。

炎症がひとつの毛穴に繰り返し起こると毛穴の周りの真皮にダメージが加わり、ニキビが治った後、瘢痕になることがあります。

部位によって、クレーターの形は異なります。骨がすぐ下にあるフェイスラインでは、固くしこりになり盛り上がりやすいです。一方、ほほやこめかみは、穴が空いたようなクレーターができやすいです。

また人によっては、ほほやあごにしこりができる場合があります。ニキビができた部分から、そのまわりの正常な皮膚にも炎症が広がりコラーゲン(膠原線維)が過剰に産生され赤く盛り上がってきて、ケロイドができます。痛みやかゆみを伴うことも多いでしょう。

クレーターやケロイドになった皮膚は、セルフケアでは治すことはできないため病院で治療を受ける必要があります。ニキビ跡(痕)で悩まないよう早めに治療を始めること、抗炎症作用の他にもさまざまな効果を持つアスタキサンチンを塗ることをおすすめします。

ニキビ跡(痕)、傷痕のシミ、赤みの治療方法は?

美容クリニックでの治療

正直に言って、50代になってもくっきりと残っているニキビ跡(痕)をホームケアで消すのはかなり苦戦します。こちらは美容皮膚科や形成外科系の美容クリニックで処置を仰いだほうが早いでしょう。

ピーリングやレチノイン酸の外用薬、今どきはニキビ跡(痕)専用のレーザーもメニューにあります。赤みの原因、酸化ヘモグロビンに働きかけるレーザーを使用して赤みの改善を図る治療や、クレーターを浅くするレーザー治療もあります。ニキビ跡(痕)の状態によって治療法が異なります。

都内のクリニックの一例では、両頬1回4万円(税別)、フェイスライン1回3万円(税別)です。

また大きくえぐれたような傷痕はなく、赤みだけが残っているような場合は、肌のターンオーバーを整えてくれる、ビタミンC誘導体や内側から美白成分を導入するイオン導入やエレクトロポレーションが効果的です。

残ってしまったニキビ跡(痕)のシミの場合、皮膚科の処置では古い角質を取り除き、肌を和らげるピーリングや美白剤などが用いられます。

いずれにしても、50代で今まだニキビができていて痛みを抱えているというケースはないでしょう。その場合、やはり個人の傷痕の赤みやシミの状態に併せて、美白ケアや傷痕を上手にふっくらさせるなど、何回かに分けて、レーザーや光を始め、組み合わせて治療することも視野に入れて、ロングスパンで計画を立てたほうがいいかもしれません。

一方、この様な美容医療系のアプローチが苦手な場合には、気長に刺激の少ないホームケアに取り組んでみましょう。

 

他にもできる、セルフケアは?

ニキビ跡(痕)や傷痕に効果があるといわれるスキンケアオイルのひとつにバイオイルなどのスキンケアオイルがあります。成分はビタミンAやビタミンEの誘導体などです。抗酸化作用があって、肌へのダメージを軽減、ターンオーバーを正しく整えるといいます。

そもそもオイルですから、保湿効果が高く、肌を柔らかくするので、乾燥による小じわも防ぐことも可能です。

傷痕にできる炎症後の色素沈着と言われるシミにも効果があります。また、ケロイドや手術後の瘢痕などによる色素沈着は、まず医師に相談しましょう。

 

もともとはユニオンスイス社の化粧品ですが、日本では小林製薬が取り扱っているため、ごく普通にドラッグストアで入手できるはず。サイズも25~200mlまで各容量が用意されています。まずは少量で自分の肌に合うかどうか、試しましょう。

おすすめアイテム

バイオイルa

傷痕をキレイに見せ、乾燥小じわをなめらかに整えます

 

傷痕やニキビ跡(痕)を保湿して、柔軟にすることで肌をキレイに整えていきます。ニキビ跡(痕)や乾燥による小じわにも柔らかに肌になじみ、なめらかに肌を整えます。 25ml 756円(税込/小林製薬 0120-5884-06)

※にきびができやすい年齢の方は、オイルの使用はあまりおすすめはできません。 

 

重曹とクエン酸を錠剤様にした入浴剤もおすすめ

また一部のアスリートや傷病者の間で、いま非常に話題になっているのが、重曹とクエン酸を錠剤にした入浴剤です。

大分県に長湯温泉という国内では珍しい炭酸温泉がありますが、低温で体をゆっくりと温めることで傷やこり、さまざまな疾患を治癒すると評判です。

その炭酸泉の効能を応用するのを始め、血流を高めることで代謝を上げて、結果的に免疫力が養われて本来の機能が回復するという結果が得られます。

この重炭酸湯で洗顔することでニキビが防げたり、肌が清浄になったり、また糖尿病患者の下肢末端の血流障害まで改善しています。時間は半年、1年と長くかかるかもしれませんが、美容医療のように痛みは伴わない、また比較的安価なホームケアと言えるでしょう。

 

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ハルメクWEB編集部

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