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- 60代からの人間関係は、程よい距離感が重要です
これからの生活で、楽しさと煩わしさを二分することになるのが「人間関係」ではないでしょうか。程よい関係性と距離感で心地よく過ごしたいものです。
「友人」と「知り合い」
誰とでも一般的な会話を楽しそうにできる、でも基本は人見知り……という私の性分。
長年仕事をしていたこともあり「知り合い」は多いですが「友人」と私が思っている人は、地元の仲良しグループと元職場の方々それぞれ数人。
この「友人」たちは、そんなに頻回に会ったり連絡を取り合ったりしているわけではないのですが、信頼できる人柄と安心して愚痴が吐ける安心感に満ち溢れています。
世代も近いので、物事に対する価値観のズレが少なく、会うと元気になれます。これが心地よさなのかもしれません。
「友人」と「知り合い」の違いは、なんだろう……。でも「友人」と呼べる存在がいてくれて感謝です。
「夫婦」には、絶対必要な距離感
私たちはお互いフルタイムで仕事をしていた時は、まさにすれ違い夫婦でした。
夫も私も夜勤のある変則勤務で、子どものことはできる方がする、家事は7:3で私が少し多いぐらい。もちろん自分のことは自分でするのが当たり前でした。
現在は退職してはいますが、家庭内の仕事が増えたり、楽しむことも忘れたくなかったりと、まぁまぁ忙しい毎日ですし、それなりにストレスも生まれます。
現在、私たちは毎食一緒に食べるわけではなく、朝昼はそれぞれ食べたい時に食べたいメニュー食べます。夕食は基本私が作り、できるだけ一緒に食べます。
お互い過度な干渉をせず、基本は自分のペースを大事にします。でも必要なコミュニケーションは取り、最低限相手を傷つけないことと、タイミングを逃さず「ありがとう」を伝えることを忘れないように気をつけています。
義理関係、実家との距離感は、やり過ぎず期待しない
ある新聞の相談コーナーで「一人暮らしの義母が高齢で介護が必要になっているのに、義母と夫が不仲でどうしよう」というお悩み相談がありました。
それに対し「夫は他人、その母親はもっと他人。夫や他の実子に委ねて、よいこさんにならないように。今から同居などしたら今以上の悩みが生まれる」とビシッとバシッと回答されていた~すっきりしたぁ~。
私も義母と同居していていろいろあります。義母の事は、ほぼ私が担っていますが決してやり過ぎていません。
義母が生活する上での必要な支援、それ以外は手出しも口出しもしないようにしています。お互い精神衛生上、楽に暮らせるための距離感が一番大事です。
義理の姉妹や実家のことも同様です。自分の今の生活が基本なので、それを犠牲にしてまで力を入れることではないと私は思います。
人との関りは、煩わしいけど必要なこと
60代からの人間関係は、自分が自然に楽に心地よく過ごしていくために、その時々で必要な距離感を大切にしていきたいと思います。
そして人間以外……の友人、いや友犬(?)がいてくれることも、空気を穏やかにしてくれます。
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