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- 「古着deワクチン」で私の貧乏性とようやくお別れ
10月後半のハルトモ記事で「終活宣言」をした私。少しずつ整理を始めると、出るわ出るわ、古着の山。私は古着をリフォームするのが好きですが、どんどんたまる古着の量とリフォームの速度は、加齢が加わって反比例状態です。
「古着deワクチン」の申し込み理由
戦中戦後の質素で貧しい時代に育った私は、娘たちに厳しく注意してきたつもりですが、バブル全盛期に育った彼女たちは、衣類に対する価値観は私とはまったく違います。着飽きた衣類の処分の潔さには驚くばかり。そこで、「捨てないでウチに持ってこい」、ということにしました。
娘のお下がりをそのまま着たり、リフォームして着用したりしています。しかし、私の加齢太りと娘のスリムさのコンビネーションには限界があります。
月2回の資源ゴミ収集日に少しずつ別れを惜しみながら出していました(一度にたくさん出すのは何となくはばかられる貧乏性なんです)。
9月に父の遺品を整理して、ある種の安堵感の後に脱力感に襲われていた私は、あちこちに捨てるに捨てられないものが散乱している有様。知らない人が見たら「引越しの準備ですか?」と言われそうなんです。
そんなときに雑誌『ハルメク』で目にした「古着deワクチン」はグッドタイミングでした。不要な衣類を送って世界の子どもたちにワクチンを贈ることができ、私の「ゆっくり終活」も進むのですから、まさに一石二鳥。
思い出の品
手編みのセーター……私は夫のカーディガンや娘たちのセーターを手編みや機械編みで作っていました。編み返しもしました。これはもう編み返す気力はありません。
夫のスーツ……男性のスーツの上着は切り込みが多くて、リフォームは難しい。ズボンは母のズボンに再生しました。男性のズボン一本では女性のゆったりズボンは作れません。片方の前側だけパッチワーク風にしました。
母がデイケアに通うときに着て行くと、みなさんが褒めて下さったとかで、母のお気に入りでした。母が亡くなったとき、そのズボンもお棺に入れて一緒に旅立っていきました。ですからスーツは上着だけ残ってしまいました。
袋詰め
送られてきた「回収キット」には、「たっぷり詰めると30kgになります。移動させるのが大変になるので、玄関で詰めることをおすすめします」という説明書がありましたので、袋詰め作業は玄関でしました。
私のハーフコート(冬用)4点と夫のスーツ上着2点を底に敷くことで袋の底辺を安定させ、娘たちの古着を重ねていきました。驚くほど入りましたが、銀行などで頂いたタオル(新品に限る)も入れていきました。
一袋に詰め込む量はいったいどのくらいになるのか、最初は見当もつきませんでした。詰めてみたら量が足りませんでした、と途中で辞めるわけにもまいりません。
そこで安全策として友人・知人に声がけしました。その中にハルメクの読者の方もいて、みなさん協力を申し出てくれましたが、今回は我が家の断捨離(娘の衣類中心)で済みました。
私の力では詰めた袋を動かすのも難しいため、重さを測ることもできず、縄を掛ける必要があるのかも気になりました。集荷に来たお兄さんに尋ねると、重さは十分、縄の必要なし、と持ち上げての即答でした。やはりプロ、この手の荷物には慣れているようでした。
次回は「みんなで古着を送ろう」というグループスタンスで、友人・知人・隣人を誘って、と思っています。
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