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- 80代、まだまだ多忙。赤面症だった私が目覚める
80代に入ってからも趣味・仕事に奔走する日々。アクティブになったのは、アメリカ旅行で性格が様変わりしたことがきかっけでした。それまでの自分とそれからの自分。そして今。40年前のアメリカでの異文化体験を回顧します。
まずは80代の私の日々のこと
小・中・高・大学校のクラス会・同窓会幹事、連絡係、評議員、事務局や会報作成委員をしています。関わらざるを得ない状況で、席の暖まる暇がありません?
趣味の「連句」に月2回、読書会は月1回。「源氏物語」を級友と「変体仮名写本」でも読んでいます。
地域の敬老館でストレッチ、寝ヨガ、トータル・フィットネス体操、古典講座。オペラ狂の主人と音楽会。超多忙?な毎日です。手芸も好きで、パッチワークをしてみたいと思いますが……。ゴールデンウィークの前後は高校同窓会の「会報編集」で忙しい毎日でした。
遅い目覚め
ある団体事務所に勤めて2年、見合いで義父母のいる一人っ子へ嫁ぎ、二人の男の子に恵まれました。明治生まれの両親は私を外に出してくれず、社会とのつながりが欲しくてテレビやラジオのモニターを始めました。モニター会議に出席して「自分の発言に100%責任を持たなくてよいのだ」と気付きました。
好奇心は旺盛、何でも挑戦したくて(ハルトモライターもそうですが)、41歳の時ある外資系企業ジョンソンの「奥様使節」に応募しました。
「海外旅行経験の少ない主婦と家庭科の女性先生をアメリカに派遣し、家庭・文化・福祉施設などの訪問、婦人たちとの意見交換、ホームスティなどをして今後に活かしてほしい」という、その企業の社是にもとづき、作文と面接で全国からの主婦10名に選ばれました。子筋腫手術直後でしたが。
一切無料、帰国後の義務もない、17日間のアメリカ旅行へ。背中をポンと押されて積極性が目覚めました。この経験は一生の宝です。
生まれて初めて自分から進んでしたことが認められ、意見を述べたりしているうちに、引っ込み思案は何処かへ消えていました。その秋、古巣の事務所の同じデスクに再就職、定年まで勤めました。定年後も「卓話のテープ起こし」などを頼まれたりして、ライフワークになりました。
それからの私
義父母を見送ってから、級友たちで続いていた読書会に参加。「あなたが一番変わった」「恥ずかしがりだったなんて信じられない」といわれるまでに成長しました。まだ発言するより書くことの方が好きですが……。
フェイスブック、メッセンジャー、ラインでニューヨークに留学中の孫娘とのやり取りはしています。ツイッター、インスタグラムも! と思ったりします。パソコンで麻雀、テトリス、ソリティア、フリーセルももっとやりたい。ゲームソフトを作ってみたいなどなど、きりがありません。
41歳のアメリカ旅行がきっかけで海外もかなり行きましたが、今は、半年後には90歳になる主人を置いては行かれなくなりました。欲張りですね!
次は、人生の転機といえるアメリカ旅行で、どんな経験をしたかをお話します。
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