シンプルなTシャツにDIYアクセサリーでアクセント

黒ずんだ指輪を革紐ペンダントに簡単リメイクする術

公開日:2021.05.15

更新日:2021.05.17

サイズが合わなくなった指輪、黒ずんで輝かないシルバーの指輪が復活!  簡単な汚れ落としの後に、ネットで注文した革紐とスライドビーズを使ってペンダントにリメイクしました。シンプルなTシャツに下げると、若々しいアクセントになります。

黒ずんだ指輪を革紐ペンダントに簡単リメイクする術
磨いてペンダントにリメイクした指輪

着けなくなった指輪たちを復活させたい

コロナ自粛で家ごもりしていた連休中、アクセサリーボックスの悩みを解消しました。サイズが合わなくなった指輪たちを、自分でペンダントにリメイクしたのです。黒ずんだシルバーをきれいに磨き上げ、革紐とスライドビーズでDIYしました。

着けなくなった指輪たちを復活させたい

作詞家をしていた30代、ギャラを貯めてはコレクションしていたジュエリーは、スペインのホアキンべラオとデンマークのジェンセン。アートのような彫金細工がお気に入りでしたが、いつの間にか指のサイズが変わり、入らなくなったのです。放置している間にシルバーは黒ずんで、見るに堪えない状態になりました。

着けなくなった指輪たちを復活させたい

今回リメイクに至ったきっかけは、愛用しているホアキンべラオのペンダントにヒントを得たこと。魚の形をしたチャームに黒い紐が通っただけのシンプルなデザインですが、セーターやTシャツのコーデで何か物足りないとき、これ1本でおしゃれなアクセントになります。

着けなくなった指輪たちを復活させたい

黒ずんだ指輪の輝きを取り戻す方法

せっかくなら革紐を使って作ろう! その前の準備として、シルバーの黒ずみを落とす作業を行いました。

シルバーの復活術をネットで探すと情報はたくさん見つかり、あっけないほど簡単でした。プラスチックのボウルにアルミホイルを敷き、熱湯を注いだら重曹を入れます(お湯3:重曹1の割合)。黒ずんだリングをポチャンと落とすと泡が立って、見る見る銀色がよみがえってくるのです。

黒ずんだ指輪の輝きを取り戻す方法
アルミホイルを敷いたプラスチックボウルと重曹
黒ずんだ指輪の輝きを取り戻す方法
熱湯3、重曹1の割合
黒ずんだ指輪の輝きを取り戻す方法
ブクブクと泡が立って汚れが落ちる

数分後、火傷しないように気を付けて指輪を引き上げたら、シルバークロスで細部を磨きます。長年の使用で付いた傷は消えませんが、ペンダントにするなら十分な状態に復活しました。ただしこの復活術、シルバーメッキのものだと剥げてしまう可能性があるので、注意してくださいね。

黒ずんだ指輪の輝きを取り戻す方法
シルバークロス

汚れ落としが完了。ビフォーアフターが下の画像です。

黒ずんだ指輪の輝きを取り戻す方法
左:ビフォア                  右:アフター

リメイク用の革紐とビーズを購入

革紐ペンダントを作るパーツはアマゾンプライムで注文して、翌日に到着しました。革紐は2mm幅の黒・こげ茶・ナチュラルを選択。アンティークシルバーのビーズが詰まったボックスは、こんなに数は要らないと思いつつ、評価が良かったので大人買い。合計で4千円ほどです。

リメイク用の革紐とビーズを購入
ペンダント用のパーツ

ハサミだけで作れる革紐ペンダントの工程

使う工具はハサミだけ。材料を並べたらDIYのスタートです。革紐は長めの120cmにカットして半分に折り、2本の紐ともスライドビーズを通します。

ハサミだけで作れる革紐ペンダントの工程
スライドビーズを通す

折り返した先端には、磨いたシルバーリングをクルリンパします。

ハサミだけで作れる革紐ペンダントの工程
指輪をつける

長さ調節用のビーズをもう一つ通し、端にはそれぞれ留め金用のビーズを通したら、落ちないように革紐を結びます。不器用な私でも簡単に完成しました。

ハサミだけで作れる革紐ペンダントの工程
完成したペンダント

デザインを変えてみようとビーズの数を増やしたり、小さな輪っかを通したり、なかなか楽しいDIYです。ゴールドの指輪では、ビーズなしで革紐だけを結ぶ単純なペンダントを作りました。

ハサミだけで作れる革紐ペンダントの工程
革紐だけのペンダント

リメイクしたジュエリーを身に着けてみました

リメイクしたジュエリーを身に着けてみました

1時間もかからずに完成した作品たち。さっそくコーデしてみましょう。白いシンプルなTシャツには、黒の革紐がインパクトを添えてくれます。後ろのスライドビーズで好きな長さに調節。バックスタイルにも遊びが生まれます。

リメイクしたジュエリーを身に着けてみました

ペンダントの長さを変えて2本使いするとゴージャスに! 暗い色の服にはナチュラルの革紐が映えます。

リメイクしたジュエリーを身に着けてみました


全体像はどうでしょうか。金銀のチェーンネックレスほど派手に目立たず、オリジナリティのある若々しいコーデに仕上がりました。

リメイクしたジュエリーを身に着けてみました

もうひとつ番外編。既にパーツが仕込まれた紐を利用して、細かい細工が入ったジェンセンの指輪をチョーカーにしました。ベージュのニットに似合います。

リメイクしたジュエリーを身に着けてみました

 

リメイクしたジュエリーを身に着けてみました
チョーカータイプ

今はネット検索すれば、リメイク用のパーツは幾らでも見つかります。サイズが合わなくなった結婚指輪を、いつも身に着けられるようペンダントにする方もいらっしゃるとか。狭いジュエリーボックスから出た私の指輪たちも、おしゃれの頼もしい協力隊になりました。

 

織田ゆり子
おだ・ゆりこ 65歳、神奈川県生まれ。雑誌の読者モデルの経験を活かし、還暦を過ぎてからはパーソナルスタイリストに。50歳以上の女性に向け、ファッションコーディネートと美容のアドバイスを行っている。「同世代の女性が10歳若見えする!」とハルメク世代から圧倒的な支持を得て、記事はいつもランキング入り。5年前に立ち上げたブログ「歳を隠すのをやめました(https://www.connoisseur12.com/)」では、自身のコーディネートを披露し、月間ページビューは55000と人気サイトに成長。作詞家、WEB制作プランナーとしても活躍中。

 

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織田ゆり子

作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。

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