2020年熊本豪雨の苦難を乗り越え

豪雨被災から7か月、私を支えてくれているものとは

公開日:2021.02.17

私は、2020年7月の熊本豪雨で被災し、家を失いました。これからの人生、楽しんだもん勝ちとはわかっていますが、いろいろな困難にぶつかっています。そんな私の試行錯誤の人生の日々をお伝えしたいと思います。

豪雨被災から7か月たった今もまだ

豪雨被災から7か月たった今もまだ

あの2020(令和2)年7月の熊本豪雨災害から7か月という月日がたちました。 あの日、私は家も車も一瞬にして目の前で失いました。命があっただけでもよかったと思いますが、当時は生きていることすらつらく、この7か月間、人間の荒(すさ)んだ心を何度見てきたことか。

年老いた義父母、実母を抱え、今までの生活ができなくなり、ストレスが溜まるばかりの日々。毎日イライラと不安の中にいました。 あれから7か月たった今、世の中では忘れられつつある災害ですが、復興まではまだまだです。    

人はそれぞれの目標に向かって進む

人はそれぞれの目標に向かって進む

こんな状況の中、趣味のランニングやトレイルランニングもなかなかできず、「今はそんなことをしている場合ではないのか? やめなきゃいけないのか?」とまで思っていたとき、トレイルランニング(山などの不整地を走るスポーツ)で知り合った性別も年齢も関係ない仲間たちが温かい言葉をくれました。

仲間の言葉に支えられ、背中をひと押しふた押しとしてもらったことで、暗闇のどん底で先の灯りが見えなかったのが、少しずつ見えてくるようになりました。

「人はそれぞれ、自分の目標に向かって進む!」ということを、あらためて教えてもらいました。

私は、40代で鬱病を経験したので、50代は生きてる感を満喫したいと強く思っています。

「生き急いでる分、やりたいことはやろう!」という精神で、これからも進んでいきたいです。

スランプ突入、そんな中でも体を鍛える

スランプ突入、そんな中でも体を鍛える

前に進もうとしてる最中、体と心のバランスを崩し、現在は足踏み状態です。 この年齢になると、無理が利かないというのが悲しい現実です。

でも、そんな中でも「今、自分に必要なことは何か?」と冷静に考える時間もあり、このスランプを脱出するために、筋トレとヨガを始めました。

体を鍛えると、「これから私の体はどんなふうに変化するんだろう? いや進化できるかな?」と、前向きに考えることができます。

今の生活状況がよくなって、また「山」というステージで仲間たちと笑える日がくることを願って、自分ペースで歩いていきたいと思います。

 

ひさまる

子育てに労力と時間を費やし、ふと気づくと生きてる感がなくなってました。そんな中、50歳でトレイルランニングに出会い、今は山を走るために老化に負けない体作りを心掛けています。一人でも楽しめること、また仲間の作り方など、これからの人生のスパイスになることを見つけていきたいです。

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