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2018年11月18日
素朴な疑問
今回はあまり考えたくないことだけど、そうも言っていられないちょっと重いテーマについて考えてみます。実はつい先日、高校時代から仲の良いお友達のご主人が急にお亡くなりになって、いろいろと大変だったのを目の当たりにしたんです。(本当に突然だったのよね……)なのでもしもの時のために、夫が亡くなった時の手続きについて知っておく必要があると思いました。
早速調べてみたら本当にびっくり! なんともまぁ、こんなにやらなくてはならないことがたくさんあるなんて。ちょっぴり挫折しそうになったけど。(早いわね)
まずは緊急性のある届け出や手続きについて。これには、「死亡届」、「死体火・埋蔵許可申請」、「年金受給停止の手続」、「介護保険資格喪失届」、「住民票の抹消届」、「世帯主の変更届」、「遺言書の検認(遺言書が公正証書でない場合のみ)」などがあります。
「死亡届」、「死体火・埋蔵許可申請」は、死亡を知った日から7日以内(国外にいる場合は3か月以内)、その他の手続き(「遺言書の検認」を除く)は死亡から14日以内と急がなくてはなりません。「遺言書の検認」は期限は定められていないものの、速やかに行うのがベターね。
次に、葬儀が終わったらなるべく早めに済ました方が良い届けや手続きについて。(まだまだあるのよ~汗)
「雇用保険受給資格者証の返還」、「相続の放棄」、「所得税準確定申告・納税」、「相続税の申告・納税」、「生命保険の請求」などね。これらはケースバイケースですね。
さらに、補助金や給付金、高額医療払い戻しなどを受けるための手続きもあるわ。「国民年金の死亡一時金請求」、「健康保険加入者の場合の埋葬料請求」、「船員保険加入者の場合の葬祭料・家族葬祭料請求」、「国民健康保険加入者の葬祭費請求」、「高額医療費の申請」、「労災保険の埋葬料請求」、など、故人が当てはまる場合は忘れずに!
そして、遺族年金などを受け取るための手続きも重要! 家族の生計を支えていた方を亡くした場合に、この制度は今後の大きな助けになります。
最後の最後に、名義変更や解約が必要な手続きが待ち受けています。「不動産の名義変更」、「預貯金の名義変更」、「株式の名義変更」、「自動車所有権の移転」、「電話(固定電話)の名義変更」、「公共料金の名義変更」など、意外と忘れてしまいそう。クレジットカードや運転免許証、パスポート、携帯電話、プロバイダーなどの契約解除や手続きも気をつけないと!
ざっと調べてみたら、想像以上にやることがあって驚いたわ。(目が回る~)
調べるのは最初億劫だったけど(縁起が悪いような、お父さんに悪いような気がして……)今では調べておいて良かったと思っています。
そうそう、お父さんはとてもマメな人で、「俺が死んだらこのファイルを開いて」とワタシが困らないようにとまとめてくれているのよ。(案外、優しいわよね)
自分も真似してやっておこうという気になりました!(でもお父さんの方が長生きしてほしいわね~)
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イラスト:飛田冬子