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2021年02月14日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近コンビニやスーパーで「GABAチョコレート」というものを見かけるようになりました。気になって手に取ってみたら、ストレス軽減効果が期待できるそうです。毎日忙しい生活を送っている、ダンナさんと息子へ買っていってあげようかしら。実際にどんな成分や効果があるのか、早速調べてみました!
「GABA(ギャバ)」は、正式名称を「γ(ガンマ)-アミノ酪酸」といい、アミノ酸の一種です。脳の神経伝達物質と同じ働きをする成分で、チョコレートの原料になるカカオやトマト、発芽玄米、カボチャなど、身近な食材に含まれています。
GABAは、脳内の血流を活発にし、酸素供給量を増やしたり、脳細胞の代謝機能を高めたりする働きをします。脳内でGABAが不足すると、イライラや体調不良の原因となることがあります。
GABAチョコレートは、一般的なチョコレートに含まれているγ-アミノ酪酸の含有率を増やし、有益な効果をより高めたもので、「機能性表示食品」とされています。
機能性表示食品とは「科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品」のことです。商品発売前に事業者(メーカー)が安全性・機能性の根拠となるデータなどを消費者庁長官に提出して認められると、商品に「機能性表示食品」として表示できるようになります。
では、GABAチョコレートは具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?
GABAチョコレートは、以下のような効果が期待されます。
GABAは脳の神経伝達物質として、ストレスを和らげ興奮した神経を落ち着かせる働きをします。「ドーパミン」など興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑え、リラックス状態をもたらす作用があるといわれています。
眠りやリラックス状態へ移行するには、交感神経と副交感神経を切り替える必要があります。現代人の体はストレスなどから交感神経が優勢になることが多いといわれています。GABAチョコレートを食べ、γ-アミノ酪酸を摂取することで、副交感神経が活性化してリラックスできるというわけです。
また、GABAは睡眠中に生成されるものなので、睡眠不足気味の人は体内のGABA含有量が減少してしまう傾向にあります。GABAチョコレートを取ることで、睡眠の質が落ちるのを防ぐ効果も期待できます。さらにGABAには、血圧高めな人の血圧を下げる機能や、肌のターンオーバーを活性化する機能が確認されています。
さて、GABAチョコレートですが、どのようなタイミングで食べるのがいいのでしょうか?
GABAチョコレートの効果は、GABAは体内に入ってから、30分から60後に効果が現れるといわれています。また、効果は2~3時間ほどなので、小まめな摂取が有効とのこと。ただし、食べ過ぎは注意です。パッケージに記載されている「1日の摂取目安量」を守って食べましょう。
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参照:江崎グリコ株式会社
イラスト:飛田冬子