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2020年10月06日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
やれパンデミックだ、ロックダウンだ、ソーシャルディスタンスだと、今年ほど日常にカタカナ用語が飛び交った年はないんじゃないでしょうか。意味を聞けば理解できる。だったら日本語に置き換えればいいじゃない! と腹を立てていたのも最初だけ。今では「ソーシャルディスタンスが〜」って普通に話しているんだから、慣れってすごいですよね(まあ、意味がよくわかってないものもあるんだけど)。
最近よく耳にするのが「エシカル」という言葉。どういう意味なのかさっぱりわからないので、調べてみることにしました!
エシカル(ethical)とは「倫理的、道徳的」という意味の英単語。倫理なんて聞くと、難しく感じてしまうけれど、要は「法的に決められているわけではないけれど、周りの人や社会のことを考えると、こうした方がいいよね」という考え方や行動のことなんだそう。
例えば、ご近所の方に親切にするとか、相手の考えに敬意を表するといったように、他人を思いやる行動もすべてエシカル。最近ではもっと大きな視点で、地球温暖化や貧富の差、食料危機などに思いをはせながら、物を使ったり買ったりすることなどをエシカルと呼ぶのだそう。「もっと社会や環境が良くなるように暮らそうよ!」というのがエシカルの基本なのね。
「エシカル消費」とは、消費することが社会にどのような影響を与えるかを倫理的に考える消費活動のことです。人、社会、環境などに害を与えていないか、消費をすることで貢献できているかを考えます。
エシカル的な行動の中でも、最も身近でわかりやすいのがショッピング。ワタシたちが何かを買うとき、いい物を安く買えたらうれしいですよね。でも、その商品を安くするために誰かが安い賃金で長時間働かされているかもしれないし、資材を調達するために森を伐採したり、化学薬品をたくさん使って製造したりしているのかもしれない。そこで、オーガニックな素材を使った商品を選んだり、地元で作られた安全な野菜を買ったりと、物の値段や量ではなく、社会的貢献を意識した消費をすることが、エシカル消費になります。
エシカル消費には以下のようなものが含まれます。
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs / エスディージーズ)」は、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人として取り残さない」ことを誓っています。
エシカル消費を実行に移すことは、SDGsで提唱している「つくる責任・つかう責任」に関わる行動です。また、SDGsの中の、「貧困をなくそう」、「人や国の不平等をなくそう」、「気候変動に具体的な対策を」、「海の豊かさを守ろう」、「陸の豊かさも守ろう」といった項目に対応することもできます。
こうやって見てみると、ワタシも知らないうちにエシカルな生活をしていたわ! これからもっともっとエシカルに生きようっと。
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参照:大和ハウスグループ
イラスト:飛田冬子