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2020年10月05日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
秋はいつも奥多摩に紅葉狩りに行くのが楽しみなのですが、今度は旅行を兼ねてちょっと足を延ばしてみたいなあと考えています。どこがいいかなと調べていたら、「日本三大紅葉名所」というものがあると知りました。
紅葉がきれいな場所は日本全国にあるけれど、その中で選ばれた三つって、いったいどこなのでしょうか? 日本三大紅葉名所について調べてみようと思います!
紅葉狩りが盛んになったのは、町民文化が盛り上がった江戸時代中期。伊勢神宮への集団参詣が、今でいう「旅行ブーム」として流行し始めた頃、『都名所図会(みやこめいしょずえ)』に、紅葉の名所が紹介されたことがきっかけとなり、人々はこぞって紅葉の名所に押し寄せるようになりました。紅葉を愛でるために、弁当や酒を持ち込み、花見のように紅葉狩りを楽しむようになったそうです。
一般的に三大紅葉名所として知られているのは、次の3つです。
例年の見頃:9月下旬~11月上旬
徳川家康の御祭神をまつる「日光東照宮」で有名な栃木県の日光は、紅葉の名所としても知られています。山や湖、ドライブコースなど、周辺エリアをひと巡りすると、標高差による色付きの異なる紅葉のグラデーションが楽しめます。
9月下旬~10月上旬にひと足早く紅葉が始まる「戦場ヶ原」、10月上旬~10月中旬には「湯元地区」「竜頭ノ滝(りゅうずのたき)」、10月中旬~10月下旬には、「いろは坂」周辺や「中禅寺湖湖畔」が、10月下旬~11月上旬になると世界遺産の日光東照宮や「イタリア大使館別荘記念公園」、「霧降ノ滝(きりふりのたき)」などで紅葉狩りが堪能できます。中禅寺湖の遊覧船から紅葉を眺めるのもおすすめの楽しみ方です。
例年の見頃:11月中旬~12月中旬
11月中旬~12月中旬にかけて紅葉狩りが楽しめる嵐山は、平安時代から貴族たちが余暇を過ごすために訪れていたという名所です。この時期は、絵のような美しさの紅葉が各所に見られます。
平安時代に建造された「渡月橋(とげつきょう)」とその背景に広がる山々が紅葉する光景は、上質な絵画のよう。「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」は、散り紅葉や敷き紅葉と呼ばれるコケの上に落ちた紅葉が楽しめる場所です。
他にも、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されている「天龍寺」、夜になると紅葉がライトアップされる「宝厳院(ほうごんいん)」、嵯峨野(さがの)トロッコ列車から眺める紅葉など、見どころがいっぱいです。
例年の見頃:10月下旬~11月下旬
大分県の北西部、中津市に位置するのが「日本新三景」にも選ばれている耶馬渓(やばけい)。溶岩台地が川の水により侵食されてできたといわれる渓谷です。
必ず訪れたいのが「一目八景(ひとめはっけい)」と呼ばれる絶景ポイント。夫婦岩(めおといわ)や烏帽子岩(えぼしいわ)と呼ばれる無数の奇岩とその周辺に広がる色鮮やかな紅葉のコントラストが味わえる名所です。
「青の洞門」周辺では、イチョウの木が見事に色付く様子を見られる他、広さ2万平方メートルもの敷地に、3万本以上の木々が植えられた日本庭園「溪石園(けいせきえん)」の紅葉もおすすめです。
日本三大紅葉名所について、いろいろなことがわかりました。東京からは日光が行きやすいから、日光の紅葉についてもっと調べてみようかな♪
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参照:そうだ 京都、行こう。
イラスト:飛田冬子