素朴な疑問中に入るとひんやり!鍾乳洞とはどうやってできたの?

公開日:2020/08/07
鍾乳洞とはどうやってできた

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

毎日暑くて出掛ける気になれず、エアコンの効いた家の中でゴロゴロする毎日を送っています。そんなワタシの姿を見兼ねてか、ダンナさんが「鍾乳洞へ涼みに出掛けないか?」と声を掛けてくれました。聞くと、鍾乳洞は「天然のクーラー」と呼ばれるほど涼しいスポットなんだとか。外はこんなに暑いのにどうしてそんなに涼しいの? 一体どんな場所なのか、実際に行く前に鍾乳洞について調べてみようと思います!

 

天井から垂れ下がる「つらら石」や棚田のような形に広がる「リムストーン」など、さまざまな形の鍾乳石によって作られる神秘的な空間が魅力的な鍾乳洞。国内では、洞窟内の空間の広さが圧倒的な「秋芳洞(あきよしどう)」(山口県)や、鍾乳石の種類と数の多さで東洋一といわれる「あぶくま洞」(福島県)、「ドラゴンブルー」と呼ばれる深い青色の地底湖が美しい「龍泉洞」(岩手県)などが有名です。パワースポットとして人気な場所もあるんですって。

 

鍾乳洞はどうやってできた?


まずは、鍾乳洞のあの神秘的な空間がどうやって出来るのかを調べてみました。そもそも鍾乳洞は石灰岩のある場所にしか作られません。海底で大昔の生物の殻やサンゴなど炭酸カルシウムが堆積してできた石灰岩が、地殻変動で地上へ隆起します。そこへ、空気中の二酸化炭素などが溶け込んで弱酸性になった雨水が割れ目や断層から入り込んで徐々に岩を溶かし、小さな空洞が作られていきます。この空洞は地下水によってさらに溶かされたり削られたりして、長い年月をかけて大きくなっていきます。

 

こうして広がった空間の天井から、石灰岩を溶かした水がぽたぽたと落ちます。この落ちてきた水が空気に触れると、水分がわずかに蒸発して二酸化炭素が抜け、溶かされていた石灰分がまた固まっていきます。これを繰り返して塊が大きくなると「鍾乳石」になり、鍾乳石のある洞窟が鍾乳洞と呼ばれています。私たちが観光で足を運ぶ鍾乳洞は、ここまで大きくなるのに数十~数百万年かかっていて、さらに鍾乳石は1cmの長さになるまでに50~100年ほどかかるというからびっくり! 気が遠くなってしまうほど長い年月をかけてできているのね。

 

鍾乳洞が涼しい理由


ダンナさんは「鍾乳洞の中は涼しい」って言っていたけれど、どれくらい涼しいのかしら。日光が当たらない地中の鍾乳洞の中の気温は、年間を通じてほぼ一定なのだそう。鍾乳洞がある地域の年間平均気温とほぼ同じ気温だといわれていて、例えば「秋芳洞」(山口県)は約17℃、「日原(にっぱら)鍾乳洞」(東京都)は約11℃。つまり、真夏はひんやり涼しく感じて、真冬は暖かく感じる快適なスポットってことね!

 

さらに夏に涼しく感じる理由の一つとして、風も影響しているみたい。洞窟の中の気温は一定なのに対して、外の気温は季節によって変化します。冷たい空気は下に、温かい空気は上にいくので、外気よりも中が冷えている夏場は入り口から風が吹き出し、冬場は入り口から風を吸い込みます。鍾乳洞の中は外の気温によって風の流れが生まれるので、より涼しく感じるのかもしれません。

 

年間を通して気温差のない鍾乳洞は、お酒を熟成させるのにもちょうどいいそうで、鍾乳洞で日本酒や焼酎が作られているところもあるみたい。涼んだ後に、鍾乳洞で熟成させたおいしいお酒で乾杯なんて、ちょっと風流な大人の納涼だわ。ダンナさんに提案してみようっと!
 

 

 

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参照:Honda Kids

   京都市青少年科学センター

   コカねっと!

   日本観光鍾乳洞協会

   Rakuten Travel

   あぶくま洞

   たびらい

   おくたま日原巨樹の里

    

飛べない鳥ってなんだかいとおしい。
冷え過ぎないように上着を持って行かなくちゃ。

イラスト:飛田冬子

 


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