お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2020年07月17日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
どこにでも咲いているタンポポの花。お日様のような黄色い丸いお花は、見ると明るい気持ちになりますよね。でも、先日テレビを見ていたら、白いタンポポもあることを知りました。タンポポって、黄色だけじゃなかったんですね。白いタンポポってどこに咲いているのかしら? 早速調べてみました。
タンポポはキク科に属する植物で、春の野草としても知られています。空き地や土手だけでなくアスファルトの隙間にも生えており、非常に生命力が強い植物の一つです。茎を刈っても根が残っているとまた生えてくるので、雑草としては厄介な部類といえるでしょう。とはいえ、その丸く黄色い花を好む人も多く、江戸時代には園芸品種も作られるほどだったそうです。
日本に生息しているタンポポは、元来自生していた「ニホンタンポポ」と、外来種の「セイヨウタンポポ」に分けられます。
ニホンタンポポは、「カントウタンポポ」や「エゾタンポポ」などいくつもの種類の総称です。ワタシが今回テレビで見た白いタンポポは「シロバナタンポポ」という、ニホンタンポポの一種でした。
調べてみたところ、「二ホンタンポポ」と「セイヨウタンポポ」にはいろいろな違いがあることがわかりました。
開花時期
二ホンタンポポは基本的に春だけですが、セイヨウタンポポは一年中花を咲かせます。
総苞片(そうほうへん)
花の付け根にある葉(つぼみを包んでいた葉)が、二ホンタンポポは閉じていますが、セイヨウタンポポは毛羽立ちがあり、反り返っています。
花弁
ニホンタンポポの方がセイヨウタンポポより、花弁の数が若干少ないです。
種
二ホンタンポポの綿毛が付いた種はセイヨウタンポポよりも大きく重く、量も少ないため、広範囲に飛ぶことが少ないです。そのため、分布している範囲は局地的です。一方、セイヨウタンポポの種は量が非常に多く、果実も小さく軽いので、風に乗って広範囲に広がり、生活に身近な所にも多く分布しています。
生息場所
二ホンタンポポは関東地方より西の本州から沖縄、特に中国、四国、九州地方に多くみられます。セイヨウタンポポは、日本各地に分布し、日本で確認されるタンポポの8割ほどがセイヨウタンポポか、その交雑種だといわれています。
都市部ではニホンタンポポよりもセイヨウタンポポや交雑種の方が多く咲いています。そのため住んでいる場所によっては、白いタンポポを見る機会がないようです。白いタンポポが多く生息している中国地方では「タンポポ」というと白い花を想像する人もいるというのですから、地域の違いって面白いですね!
何げなく見ていたタンポポにも、いろいろな種類や生態があるんですね。いつか白いタンポポを見てみたいなあ。
■人気記事はこちら!
参照:ハルメク動画
イラスト:飛田冬子