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2020年02月04日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
2月の一大イベントといえばバレンタインデー! 若い頃は、2月14日のバレンタインデーには一所懸命作ったり選んだり、「上手に渡せるかしら?」ってドキドキしたものだわぁ。そんなバレンタインデーのドキドキとは無縁になってずいぶんたつけれど、やっぱり2月14日が近づくだけでなんとなく浮き足立ってしまうワタシ。チョコレート売り場を眺めていると、「そういえば、バレンタインデーってどうして始まったのかしら?」と疑問が湧いてきました。
調べてみたところ、そもそもバレンタインデーとはキリスト教に端を発する文化なんだそうです。「バレンタイン」とは、キリスト教の「バレンティヌス」司祭の名前の英語読みです。当時のローマでは、「結婚すると士気が下がる」として、兵士たちの結婚を禁止していたそうです。しかし、バレンティヌス司祭は、当時のローマ皇帝に隠れて秘密で兵士たちを結婚させていた人なんですって!
結果として、バレンティヌス司祭はローマ皇帝の禁令に背いたことをとがめられ、2月14日に処刑されてしまったのだそう。その後、2月14日はバレンティヌス司教の死を悼む宗教行事となりました。2月14日は悲しい出来事があった日だったのですね……。
一方で、もともとローマでは2月15日には安産と肥沃な土地を願う「ルペルカリア祭」と呼ばれるお祭りが行われており、その前夜祭である2月14日は男女の出会いの場とされていたのだそう。そこに、バレンティヌス司教の伝説が加わって、ローマでは2月14日は「愛の日」というイメージが確立したんですって。
14世紀頃からローマ以外の国にもバレンタインデーが広まり、若い人たちが愛の告白をしたり、恋人同士が互いにカードを交換したりする日になりました。
日本でバレンタインデーの風習が伝わったのは1950年代(昭和30年代)で、メリーチョコレートが1958(昭和33)年に新宿・伊勢丹の売り場に「バレンタインセール」という看板を出したのが、バレンタインデーとチョコレートを関連付けた最初の出来事といわれています。
その後、多くのチョコレート会社がバレンタインデーにチョコレート戦略を始め、昭和40年代~50年代に「愛の告白」としてチョコレートを渡したいという女性たちの心をつかみ、バレンタインデーにチョコレートをプレゼントするという風習が日本に定着しました。
現在では、知り合いの人に送る「義理チョコ」や、友人に贈る「友チョコ」、女性が自分のごほうびにいつもより高級なチョコレートを購入するなど、バレンタインデーの楽しみ方の幅が広がっています。
日本では女性が男性にチョコレートを贈るのが一般的ですが、海外では国によってバレンタインデーの過ごし方は大きく変わります。
例えば、アメリカやフランスでは男性から女性に贈り物を贈るのが一般的。ベルギーでは、恋人だけでなく家族や日頃お世話になっている人に感謝を伝える習慣もあるようです。どの国でも贈るものは花やギフトが多く、またレストランで食事をすることも一般的なのだとか。日本以外の国では、男性から女性にプレゼントをする場合が多いようです(うらやましい!)。
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イラスト:飛田冬子